さむーい季節になると飲みたくなるのが「熱燗」です。
「でも家に徳利なんてない!」という人や、「温め方が分からない」という人も多いのでは?
そんな人におすすめしたいのがワンカップ。
ワンカップなら電子レンジで簡単に熱燗が作れちゃいます。
あわせてチェック
ワンカップ熱燗の作り方
ワンカップを温める方法には、「電子レンジ」と「湯煎」の2パターンがあります。
順に見ていきます。
1.電子レンジで温める方法
- 外蓋を外す
- 金属の内蓋を外す
- 600Wなら1分以内にセットし温める
- 気をつけて取り出し飲む!
凄く簡単ですね、約1分で熱燗の出来上がりです。
ただひとつだけ絶対に注意しなければならないことがあります。
それは金属の蓋を必ず取り外すということです。
金属をレンジで加熱すると、激しく火花が飛び、電子レンジが破損など、重大な事故に繋がる恐れがあります。
さらに言うと、アルコールも一緒に加熱しているとアルコール蒸気に引火して、重大を通り越してシャレにならない事故が起こる可能性があり大変危険です。
文字通りの「自殺行為」なので、絶対に金属の内蓋は外しておきましょう。
ちなみにコチラはアルミ箔で蓋をして、レンジで熱燗を作ろうとした人の発火事例。
↓
いつもの通り電子レンジで普通のお酒の燗をして、「チン」と鳴ったので、容器を取り出したら、容器から青い炎がゆらゆらとゆれているのに気づき、すぐに、流しにお酒を捨てて事なきを得ました。
引用元:https://www.google.co.jp/amp/s/okwave.jp/amp/qa/q7335046.html
幸い小さな火が出ただけで、被害もなく済んだそうです。
しかし、例えばこの状態でコップを倒してしまえば火は一気に燃え広がりますからね、小さな火でも火事に繋がりかねません。
アルミホイルを使ったレンジ調理で、安全なレシピもあるようですが・・・
やっぱり怖いですよね。
一歩間違えるとこうなってしまいますから。
↓
2.湯煎で温める方法
60度以下のお湯であれば、蓋をつけたままで湯煎OKです。
それ以上の温度の場合は、蓋をあける必要があるのと、ガラスが割れる可能性があります。
大関のHPによると以下のようなことがあるようです。
お湯の温度とワンカップの温度差が42度以上あると、お湯に浸けた瞬間に熱ショックを受け、瓶が割れる可能性が高くなります。
引用元:https://www.ozeki.co.jp/contact/qa_seishu6.html#q03
例えば常温保存だとして、夏場でも70度以上のお湯につけると割れてしまうかもしれません。
・・・というか、湯煎で60度とか70度とかに保つのは難しい(汗)
ワンカップの場合は、熱燗を楽しむならレンジの方が圧倒的に楽ですね(笑)
レンジにも湯煎にも、どちらにも言えることですが、温め過ぎや、温めた後に急冷にも注意が必要です。
ワンカップは容器いっぱいにお酒が入っていますから、手に取った際に熱いお酒が手にかかって火傷する危険があります。
また使用しているガラスも耐熱ガラスなどではないため、急冷した場合には熱疲労でガラスが割れる危険があります。
ガラス製のコップって熱で結構簡単に割れてしまうんですよね・・・(経験談)
コンビニでワンカップをレンチンして貰える?
これは店や店員さんによります。
しかし多くの場合『断られることが多い』ようです。
コンビニのレンジは高出力のものが多く加減が難しいのと、店内に臭気が充満してしまうため、ワンカップの温めはNGとしているお店が多いようですね。
一応、大関のHPには、コンビニ温めを想定した高出力の業務用レンジでの温め時間も説明しているので、メーカーとしてはコンビニ温めも想定しているようですが・・・
個人的にもコンビニでお願いするのは、ちょっと怖いですね(汗)
全てのコンビニの全ての店員に教育が行き届いているならいいのですが、何も考えずに、ワンカップをそのままレンチンなんてことをする店員もいるんじゃないかと思ってしまいます。
ちなみにそういう私も過去、一度だけコンビニで温めをお願いしたことがあります。
まぁ、その時は「あちらのレンジでご自由にどうぞ」とセルフ対応でした。
ワンタッチ熱燗
数年前までは、火やお湯やレンジなど使わなくても、ワンタッチで熱燗を作れるワンカップが売られていました。
(『ワンカップ』は大関の商標なので、ワンカップ類似品という方が正しいかもしれませんが。)
たまに駅弁などでも、紐を引っ張ると温かくなる商品がありますよね。
それと同じ原理です。
容器の底をプッシュするだけで簡単に熱燗ができることから、花見客やアウトドア派の人に結構人気の商品でした。
が!!
どうやら今は【販売終了】しているようです。
『富久娘 燗番娘』と『白龍 ふぐひれ酒』という商品でしたが、容器を製造するメーカーが容器の生産を終了してしまった為、ワンタッチ熱燗の商品は販売終了となったようです。
ちなみにネットで調べてみると容器生産終了の理由は『容器メーカーが東北の震災の影響で倒産した』との情報もあるようですが・・・
当該容器メーカーは2017年8月現在でも健在しています。
そもそも関西に拠点をおく会社です。
↓
きた産業株式会社
販売終了のタイミング的に、震災が関係している可能性は高いのですが、容器メーカーが倒産したという情報自体については、恐らく間違いかと思います。
この容器メーカーが、加熱容器に関する特許を複数抑えているようなので、容器の生産を再開しない限りワンタッチ熱燗が再販されることもないかもしれませんねぇ、残念。
まとめ
ワンカップはそのまま手軽に飲めるだけでなく、注意点さえ守ればレンジで手軽に熱燗を楽しめます。
まぁ、『徳利に日本酒を入れて湯煎で温める』という一手間かかる方法も、出来上がりを待つ間、期待が膨らんでそれはそれでいいんですけどね(笑)
寒い季節には熱燗で身体の芯から温まりたいですね♪