「泡盛の古酒」と聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか。
字体から泡盛のヴィンテージ物・・・というのは想像ができても、その楽しみ方まで知っている方は少ないのでは?
あまり馴染みがないかもしれませんが、泡盛の古酒は「酒好き」の楽しみの幅を更に拡げてくれるお酒なんですよ。
「泡盛はクセが強そうで苦手・・・」と中々踏み出せずにいる、泡盛ビギナーにもオススメです!
是非、酒の楽しみ方を広げていきましょう!
というわけで、
泡盛の古酒とは|酒好きを極めるなら絶対に飲んでおきたい!
をお送りします。
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泡盛の古酒とは
まずは、泡盛の古酒について詳しく説明していきましょう。
古酒の読み方
古酒と書いて、クース/クウスと読みます。
カタカナで表記される事が多いです。
古酒の作り方と条件
「古酒」と表記できるのは全量が3年以上熟成させたもののみとされています。
古酒の割合を変えたり、いくつかの泡盛を混ぜて作る「混合酒」や「ブレンド酒」などは、混ぜた中で一番若い泡盛の年数を表示しなくてはなりません。
3年物+5年物で合わせた場合、5年物の割合の方が多くても表示は3年物となります。
注意ポイント
※今の規約になる前は「全量の50%以上が3年以上であれば古酒」とされていました。
現在の表示になったのは平成27年8月1日から。
それ以前に詰められた物は以前の基準で古酒表記されているかもしれません。
泡盛の古酒はどんな味?
泡盛の大きな魅力である古酒は、熟成する程に風味が増します。
アルコールの刺激が和らぎ、コクや独特の香気が出て、美味しくまろやかになります。
10年程度までは貯蔵期間が長ければ長い程に上質になるとされています。
ですが、酒造所やブレンドにより味は様々。
個人の好みによっても感じ方は全く変わります。
泡盛の古酒の楽しみ方の醍醐味は、飲み比べて自分の好みを見つける!という所にあるのです。
賞味期限と保存方法は?
寝かせて熟成させるとなると・・・
気になるのは賞味期限と保存方法ですよね。
泡盛に賞味期限はないんです!
泡盛は蒸留酒なのでアルコール度数も高く、殺菌作用があります。
その為、保存性が高いので賞味期限はありません。
賞味期限がない代わりに、製品として完成した「詰口年月日」が表記されています。
この詰口年月日から3年、5年、と年月が経てば自宅で保管しているお酒でも泡盛の古酒と言えます。
自分のお気に入りの銘柄で古酒を作って飲むのも楽しいですね。
古酒を長く楽しむ保存方法は?
せっかく古酒を楽しもうと思っても、保存方法を間違ってしまうと折角の古酒が台無しです!
品質劣化をできるだけ防ぐ為には、下記に気をつけます。
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 冷蔵庫など、気温が低くなりすぎる所を避ける
これらの条件に合うのは、床下収納や押入れです。
冷蔵庫や冬の室外などの冷えすぎる所だと、旨味成分が凝固して油が浮いてしまったりする可能性があるので気をつけましょう。
開封後もフタをきちんと閉めれば大丈夫と言われていますが、香りも飛びやすいので開封後は早めに飲む方良いでしょう。
まとめ
年月をかけて熟成させる事により舌触りもまろやかに、素晴らしい古酒に育つ泡盛の古酒。
賞味期限がなく品質劣化も起こりにくいので、好きな銘柄を自分好みに育てる楽しみがあります。
酒の楽しみの幅を広げたい!という方は、まず飲み比べから始めてみましょう♪
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