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グッドデザイン賞とは|審査基準から見える目的と公益性

グッドデザイン賞とは 審査基準

 

グッドデザイン賞ってよく聞きますよね。

「Gマーク」と呼ばれるロゴが印刷された商品は数多く出回っています。

でも・・・

  • 聞いたことはあるけど・・・?
  • お金を払うだけでもらえたりして・・・?

その実態はよく分かりませんよね。

 

今回は、身近だけど謎の多いGD賞に迫ってみたいと思います!

ということで、
グッドデザイン賞とは|審査基準から見える目的と公益性
をお送りします。

>>>モンドセレクションとは|お金を払えば受賞できるって本当?

 

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グッドデザイン賞とは

製品、建築、ソフトウェア、サービスなどなど、私たちを取りまく様々なものごとに贈られます。

対象となるのはユーザーが購入または利用できるものごとであり、かたちのあるなしにこだわりません。

 

「かたちのないものってなに?」と思うかもしれません。

たとえば『音』

2018年に受賞した「被爆の森のライブ音」は東日本大震災での原発事故後、未除染になっている森林の環境音です。

線量の高い場所に生息する動物の様子などを、パソコンやスマホを通してリアルタイム配信しています。

被爆の森

このプロジェクトでは福島第一原子力発電所から10キロ離れた、未除染で立ち入りが困難な帰還困難区域の今のこの瞬間の環境音をリアルタイムに24時間配信しています。線量の高いこの場所に生息する動物の様子を、みなさんの携帯や自宅のパソコンを介して身近にリアルタイムで伝えることを目的としています。

引用:グッドデザイン賞2018

リアルタイム配信なので、リンクを開けばすぐに聴くことができます。

面白い試みですよね。

>>>被爆の森のライブ音

 

ほかに受賞した無形のものだと、「バリアフリー音楽会(聴覚障害の方でも楽しめる会)」や、「おてらおやつクラブ(お供え物を貧困家庭へ配給する活動)」などなど。

これらはあらゆる人が、個々の夢ややりたいことをを実現できる制度やサービスとして評価されています。

 

グッドデザイン賞は優劣を競う制度ではありません。

審査により新たな『発見』をし、Gマークを通して『共有』、そして次なる『創造』へとつなげる仕組みという訳なのです。

 

GD賞の歴史と運営母体

グッドデザイン賞の源流を探ると、その歴史は古く、なんと1957年からスタートしています。

およそ60年。

前身は通商産業省が主催しており「グッドデザイン商品選定制度」という名前でした。

そして1998年に今の「グッドデザイン賞」が採用され民営化もなされました。

運営団体は幾度か名前を変え、現在では「公益財団法人日本デザイン振興会」として活動しています。

公益財団法人は公益性が認められないと認可が下りませんから、その活動が認められた証として良いものですね!

 

グッドデザイン賞の審査対象

グッドデザイン賞は、

  • オリンピックの開催やエコロジー
  • ユニバーサルデザインの普及
  • グローバル化
  • etc

などなど、その時々の社会に柔軟に対応しています。

特に現在ではサービスやシステムなどの『機能』そのものに注目が集まっています。

 

グッドデザイン賞について、

  • デザインとはなにか
  • 審査基準
  • 審査費用

それぞれ見ていきましょう。

 

グッドデザイン賞が考える“デザイン”とは

グッドデザイン賞では“デザインの質”を評価します。

デザインとは、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごと。

複雑化する社会では、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要と考え、期待が高まっています。

 

デザインと言われて造形やイラストなど見た目のことを思い浮かべたかもしれません。

グッドデザイン賞では見た目だけでなく、技術や性能、品質、将来性などすべてを含めてデザインとされているのです。

 

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グッドデザイン賞の審査基準

グッドデザイン賞の審査員は主催者より依頼があるそうです。

  • 各分野デザイナー
  • 建築家
  • 研究者
  • 発明家
  • エンジニア
  • 経営者
  • 弁護士
  • etc

このように職種は様々ですね。

 

グッドデザイン賞は一次審査(書類)、二次審査(現品またはパネル等)があります。

その後、金賞審査としてプレゼンテーションも設けられています。

審査員はこの時、公平性の為、自分がかかわった商品の審査には立ち会えません。

 

ベスト100、ロングライフデザインや特別賞、そして大賞・金賞が選出されます。

次の4つの視点から審査されます。

  1. 人間的視点
  2. 産業的視点
  3. 社会的視点
  4. 時間的視点

それぞれのポイントを簡単に見ていきましょう。

 

1.人間的視点
  • 使いやすさ、わかりやすさ
  • 安心、安全
  • ユーザーから共感を得るデザイン

 

2.産業的視点
  • 新技術活用や創意工夫
  • 的確な技術・方法・品質
  • 新産業、新ビジネスへの貢献

 

3.社会的視点
  • 新たな文化の創出
  • 持続可能な社会の実現

 

4.時間的視点
  • 新たな価値を提案
  • 時代に即した改善

このように多角的に客観的に審査がなされている訳です。

 

グッドデザイン賞にかかる費用

一次審査(書類)の審査費用は10,800円

二次審査(現品)の審査費用は57,240円

そして、受賞パッケージ料として156,600円必要となります。

受賞パッケージ料にはグッドデザイン賞年鑑への掲載費や祝賀会への参加費等も含まれています。

 

ここまでの合計で22万円超え・・・

結構な金額ですね・・!

さらに、二次審査ではスペース料、電気が必要な場合や現地審査の交通費などオプションが追加されることもあります。

 

 

Gマーク

そしてグッドデザイン賞といえばGマーク

これを無料で使用できるのは受賞してから1ヶ月だけです。

それ以降は年間20〜100万円程度の使用料が発生します。

※ものごとの販売金額に応じて使用料が上下する仕組みです。

 

グッドデザイン賞…お金がかかりますね…!

名実ともにグッドデザインでなければ、維持継続することすら難しそうです。

そう考えると、巨大資本がある大手企業が有利なことはうかがい知れますよね。

 

おまけ

単純に考えて・・・

22万円×ベスト100=2200万円。

22万円×19(ロングライフ2018年の受賞個数)=418万円。

これだけで2618万円です。

で、年間の使用料も考えると・・・?

ワーオですね。

運営費や審査員依頼の費用に消えていくのでしょうか。

あ、ちなみに公益財団法人は非課税です☆

うらやましい限りですね!

 

高い費用を出してもグッドデザイン賞を受賞したい理由

どこにそれだけの魅力があるのか。

それは応募者によって様々です。

 

海外にもデザインコンテストはあります。

しかし日本では普及していません。

日本でデザインのコンテストと言えば「グッドデザイン賞」なのです。

認知度が高く、商品を知ってもらいやすいメリットがあります。

 

グッドデザイン賞はテレビやWebニュースなどでも取り上げられることが多く、必要としている人に情報を届けるきっかけになります。

また、その業界で有名なデザイナーが審査員にいるため、自分たちの商品を評価してもらうチャンスです。

 

もちろん大多数は販売促進の為に行っていることでしょう。

ですが、中には・・・

「身近な人に評価されたい/認めてもらいたい」という思いもあるかもしれません。

直接売り上げにはつながらなくても、自分たちの誇りのために応募する場合もあることでしょう。

 

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2018年グッドデザイン賞を受賞したものごと

グッドデザイン賞の公式サイトにて見ることができます。

>>>グッドデザイン賞受賞対象一覧

 

毎年、10月初頭にベスト100、ロングライフデザイン賞の発表があります。

大賞、金賞、特別賞は10月末です。

 

2018年のベスト100は住宅や車、ロボット、絵本、ぬいぐるみ、スマホアプリなど多岐にわたります。

ワンタッチ遠近両用メガネや土鍋電気炊飯器、従来の半分の力で利用できるクリップなど・・・

最新技術を盛り込んだ製品が多い印象です。

 

災害時に備え、防災グッズ(食料や毛布、トイレットペーパーなど)をサポートするシステムも受賞しています。

ロングライフデザイン賞はIC乗車カードSuica、サトウのごはんや永谷園お茶つけ海苔、アサヒスーパードライなどおなじみの商品もラインナップされていました。

 

うーん・・・

しかし、あまりにお馴染み過ぎて・・・・・・・・・・・・

これって公益性関係あるのかな。。。

ただの広告宣伝として使われていません?

大手企業としては販促費として安い物でしょうし・・・

「ロングセラー商品ならお金を積めば受賞できるのでは?」という風に邪推してしまいます(笑)

 

ちなみに永谷園のお茶漬け審査の文面がこちら。

1952年発売のお茶漬けのロングセラー商品である。手軽にお茶漬けを食べられることで広く市場に受け入れられている。抹茶と調味料と海苔を使った最初の商品「お茶づけ海苔」は茶舗である永谷園の発明であり、戦後の食糧事情が安定し食生活が量から質へ転換期を迎え頃に発売された。江戸情緒を歌舞伎のイメージで表現したデザインは広く浸透しており、発売当初からデザインを変えずにマーケティングを続けてきた。ロングライフデザインにふさわしい。

引用:グッドデザイン賞一覧 永谷園お茶漬けより

 

 

そしてさらにビックリ、東京タワーが受賞しました。

このタワーは日本が戦後の復興を遂げた昭和の時代に建造され、その後今日に至るまで東京のシンボルとして時代を超えて日本人の心に寄り添ってきた。日々街の表情が大きく変貌する大都会東京の中にあって、ずっと変わらないその姿が人々に安心感と親しみを与えている。またシンプルで、作為的な部分が全くないように見えるデザインと、更には東京タワーという超シンプルなネイミングも今日のような複雑な世の中では貴重で、日本国民の共通の心象風景の形成に寄与しているのではないか。一年を通じてイベント毎にライトアップの色が変化するのも、今ではこのタワーが人に語りかけてきているようにも見える。

引用:グッドデザイン賞一覧 東京タワーより

 

スカイツリーに押し切られないよう頑張っているのでしょうか。。。

 

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まとめ

国から公益性を認められているグッドデザイン賞。

受賞するには厳しい審査と費用がかかる訳ですが・・・

反面、ロングセラー商品や大手企業には甘いのかな、とも思える内容でした。

 

これからGマークを見かけたら・・・

色々と考えさせられてしまいますね(笑)

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