モンドセレクション。
スーパーでも百貨店でもよく見かけます。
あれもこれも受賞しているイメージですよね。
- 「なんかうさん臭い。。。」
- 「お金を払えば受賞できるんでしょ?」
こんな噂もありますよね(笑)
- そもそもモンドセレクションってなに?
- お金を払えば受賞できるの?
- なんであんなにたくさん受賞してるの?
そんな疑問にお答えしていきます。
モンドセレクションとは
消費者製品を試験、評価し、優秀品質ラベルを授与するベルギーの民間団体です。
ベルギー連邦公共サービスが指導・監査をしていますので、公平性や公益性は間違いありません。
モンドセレクションを受賞するメリット
- 消費者に対する品質の保証
- セクターでの存在感の発揮
- 製品の外部品質管理
- 認知度の高い販売促進ツール
食品や飲料のほかに化粧品やダイエット、ヘルス商品なども対象となります。
モンドセレクションの最高金賞とは
専門家による評価で製品に優秀品質ラベルが贈られます。
- 優秀品質最高金賞(90〜100点)
- 優秀品質金賞(80〜89点)
- 優秀品質銀賞(70〜79点)
- 優秀品質銅賞(60〜69点)
最高金賞を受賞しているものは、ご覧の通り90点以上評価を獲得した信頼できる製品です。
“点数でラベルが与えられる”ということは、基準をクリアさえすれば受賞できるということです。
受賞したラベルは3年間パッケージに記載することができます。
インターナショナルワインコンテスト
ワイン部門に関しては“国際コンテスト”となっています。
コンテストですので、受賞はサンプル総数の30%を超えないものとされます。
ワインは優秀品質ラベルではなく“メダル”の受賞となります。
- 最高金賞(92点以上)
- 金賞(85点以上)
- 銀賞(82点以上)
- 銅賞(80点以上)
食品などの配点と比べると、ワインの評価は厳しいことがわかりますね。
非常に高い品質のワインにメダルが贈られます。
審査基準は
簡単に言えば『パッケージの表示通りか』ということです。
美味しさではなく、あくまで品質に重点を置いています。
味覚、化学、細菌だけを評価するのではありません。
- 味
- 健康強調表示
- 使いやすさ
- パッケージ
- 革新性
このような20にものぼる評価基準があります。
全体的に評価し、8人以上の専門家による得点の平均点で受賞が決まります。
どのポイントを重視するかは製品によって異なります。
審査費用はいくら?
1,100ユーロ、日本円にするとおよそ15万円です。
高額ですよね。
貧しい国や企業では審査に出すこともむずかしい…
お金を払えば受賞できるわけではない
モンドセレクションの役割は“品質チェック”であり、絶対評価です。
金、銀、銅とラベルがついているためオリンピックのように感じてしまいますが、受賞する数に上限はありません。
※上記した通りワインは異なる。
応募した製品すべてが基準をクリアしていたら100%受賞もあり得るということです。
日本の製品は信頼できるものが多い
日本の製品は入賞率が8割以上と高水準になっています。
これは日本の製品のクオリティーが高く品質がよいということ。
まじめな性格の日本人ですので、ラベル(パッケージ)に嘘の記載をしませんよね。
このような積み重ねが高得点を叩き出す秘訣です。
- 高額な審査費用
- 高い入賞率
それ故に「1製品につき15万円払えば入賞する(=金さえ払えばもらえる)」と言われてしまうのです。
まとめ
よく見かけるモンドセレクションの受賞ラベル。
品質的に信頼できる製品が多いということですね。
実は日本での知名度は高いのですが、海外では無名です。
日本の製品は高い確率で入賞できることや、高額な審査費用を払える余裕があるということですね。
また、日本人は“受賞”や“限定”に弱いのもモンドセレクションが広まった要因でしょうね。