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竹鶴の理想を叶えたニッカウイスキーの蒸留所|竹鶴政孝の信念とニッカの歴史

竹鶴 蒸留所

 

あなたはニッカウイスキーと聞いて、何を思い浮かべますか?

人によっては、竹鶴やブラックニッカといったブランド名が、しっくりくるかもしれません。

 

ウイスキーに馴染みがない人でも、NHKの朝ドラ『マッサン』なら、どうでしょう?

『マッサン』はニッカウイスキーの創業者、竹鶴政孝がモデルです。

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ジャパニーズウイスキーが、世界五大ウイスキーのひとつとして認知されたのも、竹鶴氏とニッカウイスキーの功績があればこそ。

そんなニッカウイスキーが誇る、2つの蒸留所からご紹介します。

というわけで、
竹鶴の理想を叶えたニッカウイスキーの蒸留所|竹鶴政孝の信念とニッカの歴史
をお送りします。

 

 

日本のハイランド「余市蒸留所」

竹鶴政孝氏は、1918年にウイスキーづくりを学ぶため、単身スコットランドに赴いています。

そして、日本でも本格ウイスキーをつくるため、選んだ場所は北海道の余市。

スコットランドに似た気候を持つ土地です。

 

『日本でも本物の、最高品質のモルトウイスキーを作ることができる。できないはずがない』

その決意を胸に、1936年、余市蒸留所に1号目のポットスチル(蒸留器)が誕生しました。

本場スコットランドと同じ、微粉炭直火蒸留です。

 

驚くことに、現在でも余市のポットスチルは石炭の火力で蒸留しています。

適した火力を維持するのは、職人のなせる技。

非効率でも、古来の手法による本格ウイスキーをつくるこだわりは捨てない。

余市の1号ポットスチルは、ウイスキー界の伝説となりました。

 

余市蒸留所のモルト原酒は、ニッカウイスキーのブレンダーからは、

「男性的で力強く重厚」

と表現されています。

 

ポットスチルの構造により、アルコールだけでなく、様々な成分を残しながら蒸留が進むからです。

原酒に複雑性や、豊かな味わいをもたらし、炭火の剛熱さが力強さを与えています。

また、炭火による「焦げ」ができ、それが特有の香ばしさを生み出しています。

 

加えて、工場見学も楽しいのが特徴の一つ。

旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」にも旅行者からの高い評価の口コミが非常に多く寄せられていて、国内にある数多くの有名な工場施設見学観光スポットを抑えて堂々の上位に君臨しています。

引用:ニッカウヰスキー余市蒸留所!マッサンの舞台を見学して無料試飲を楽しんで

平成10年4月に、ウイスキーの貯蔵庫とされていた2棟を改装し、それぞれ「ウイスキー館」と「ニッカ館」の博物館としたのが、ウイスキー博物館です。

引用:ニッカウヰスキー余市蒸留所!マッサンの舞台を見学して無料試飲を楽しんで

2階建てのニッカ会館は、1階にトイレ、喫煙、授乳室などの設備が用意されています。

そして、メインである2階は、ウイスキーの試飲ができる会場となっています。

ウイスキーファンの人には、もうワクワクするスポットです!

試飲ができるのは、「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の3種類。

引用:ニッカウヰスキー余市蒸留所!マッサンの舞台を見学して無料試飲を楽しんで

歴史あるウィスキー工場で高級ウィスキーを試飲できるなんて・・・

まさに夢のようですよね!

 

ローランドを求めた「宮城峡蒸留所」

余市蒸留所の誕生から約30年後に、仙台の宮城峡に建設されました。

余市のモルトとは全く違う原酒をつくるためです。

 

スコットランドのローランドのように、華やかで軽快さをもつモルト原酒。

宮城峡が、ローランドに似た土地柄だったのも決め手でした。

 

さらに余市蒸留所とは違う技法で、蒸留することを選択。

「蒸気間接蒸留方式」と言い、スチームによる熱(約130度)で、じっくりと蒸留していく方法です。

ポットスチルも余市のものとは違う型です。

試行錯誤の結果、ローランドタイプである、華やかな原酒づくりに漕ぎつけました。

 

ユニークなカフェ式連続式蒸留器

宮城峡蒸留所は、モルト原酒の他にグレーン原酒もつくっています。

中でもおもしろいのは、カフェ式連続式蒸留器によるもの。

導入したときから「旧式」だったカフェ式は、雑味の残りやすさがデメリットです。

 

それを良い面としてとらえ、技術により「雑味」を「原料由来の香味」として生み出すことに成功しました。

連続式蒸留器によるグレーンウイスキーは、ともすると個性のないウイスキーになりがち。

ですが、宮城峡のカフェ式は、特有の甘味や香りを持つグレーンウイスキーとして花開かせています。

 

2つの蒸留所から生まれる「竹鶴ピュアモルト」

『異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる』

竹鶴氏はブレンダーマイスターとして、その信念を掲げていました。

余市と宮城峡のモルト原酒を組み合わせることで、シングルモルトとは違う味わいを出しているのが、ニッカの『竹鶴』シリーズです。

 

幾重にも織り込まれた香味には、日本らしい繊細さや美しさが表現されています。

モルトとグレーンを組み合わせるブレンデッドウイスキーではない、という意味で「ピュアモルト」の名称が使われています。

 

ニッカウヰスキーは「大日本果汁株式会社」から始まった

まだ余市にポットスチルができる前のことです。

ウイスキーは蒸留した原酒を、長期間寝かせてつくられます。

当然すぐにはウイスキーを販売できません。

 

会社の立ち上げからウイスキーの販売へと漕ぎつける間は、りんごジュースの生産と販売を手がけていました。

それが「大日本果汁株式会社」です。

 

たかがりんごジュースと侮ることなかれ。

1本あたり、りんご5個分の果汁が入ったジュースです。

2~3カ月経つと自然と濁りが出てきてしまうのは、天然ならでは。

現代では、むしろ喜ばれそうな品質ですよね。

 

でも、当時の清涼飲料水の規制では、天然ジュースによる濁りは認められていませんでした。

ウイスキーづくりができるようになり、それまで支えていた会社「大日本果汁」から「日果(ニッカ)」を受け継ぎ、ニッカウヰスキーへ。

ウイスキーづくりとともに、りんごブランデーの蒸留も行いました。

 

現在でも、りんごブランデー原酒を使った商品があります。

ニッカブランデーX.O白です。

ニッカウイスキーの息吹を味わいたいなら、ぜひ。

 

ドラマと本で竹鶴政孝を楽しく知る

日本ウイスキーの父・竹鶴政孝氏は、大正時代では珍しい考え方も持っていました。

以下、公式から引用します。

「退出時間が来たら遠慮なく家に帰り家庭をもつものは皆々揃って楽しい夕べを過ごすと云うようになって欲しいと思います。
これは単に人生を有意味に暮らすという事のみならず、凡(およ)そ人として踏むべき道ではありませんでしょうか」

引用元: ニッカウイスキー公式サイト『竹鶴ノート』より

今で言う、ホワイト企業ですよね。

めちゃくちゃ良い経営者と言えます。

 

さらに当時では珍しい国際結婚をし、ともに喜怒哀楽を重ねた竹鶴氏とその妻。

2014年に放送されたNHKの朝ドラ『マッサン』は、そんな夫婦の冒険譚がつづられています。

見逃した人、もう一度観たい人は『連続テレビ小説 マッサン 完全版』を。

 

今すぐ見たい!という方はVODサービスから視聴することも可能です。

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さらに、より詳しく竹鶴氏のことやウイスキーづくりを知りたい人には、書籍『竹鶴政孝とウイスキー』がおすすめです。

ウイスキー史研究の第一人者である、土屋守氏による書き下ろしです。

竹鶴政孝の実筆ノートや息子の竹鶴威氏との対談も収録されています。

 

まとめ

「日本人に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」

その一心で、特徴的な蒸留所を造り、ジャパニーズウイスキーを世界へ羽ばたかせた竹鶴氏たち。

ニッカウイスキーの商品には、創業当時の情熱が今もなお、息づいています。

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