明太子があるとおかずに困らないですよね。
白ご飯にもパンにもパスタにもなんでも合います!
いか明太子なんてお酒のあてにすると最高すぎます・・・。
そんな万能な明太子を売っているお店といえば「ふくや」が有名です。
しかし一体どういう理由で有名になったのでしょうか?
他の明太子メーカーとの違いや特徴は?
ふくやの歴史とともに見ていきましょう!
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ふくやの歴史
昭和23年10月5日、博多の中洲に小さな食料品店として生まれたのがふくやです。
この店の店主である川原俊夫は幼少期に韓国の釜山で過ごし、そこで食べたタラコのキムチ漬けが忘れられませんでした。
その味を再現するために創意工夫を重ね、昭和24年1月10日にとうとう味の明太子を発売。
日本で初めての売り出しとなりました。
そう、お気付きかとは思いますが、日本における辛子明太子の発祥の店は、ふくやなのです。
発売当初は問題だらけ!?
めでたく日本初の明太子を発売したふくや。
実は発売日の翌日からクレームが発生しています。
韓国で学んだ明太子は日本人にとって辛すぎたみたいですね。
お客さんたちは結局辛すぎてそのままでは食べられず、明太子を洗って食べたそうです。
今からは考えられないですよね。
味の改良を試みる
当時の職人は、自分の作ったものを認めさせるという想いの方が多かったのですが、川原さんはすぐさま味の改良を試みました。
甘みや旨味を出すために、ハチミツや昆布だしなどを取り入れ、試行錯誤を重ねていったのです
そして完成したのが旨味が詰まったふくや独自の漬けだれ。
その結果、現在のように美味しい明太子が出来上がりました。
失敗をそのままにせず成功を目指して考え抜いたからこそ実現したことですね。
これらの試行錯誤やふくやの歴史については、公式サイトで公開されています。
ヒストリー漫画もあったりと、面白いですよ。
辛子明太子のレシピを広めたふくや
川原さんはなんと・・・
独自開発した日本人向け辛子明太子のレシピを、あろうことか全公開します。
当然、ふくやのレシピを使用した後発企業がどんどん登場してくるわけです。
なぜそんなことをしたのか?
自分で独り占めするのではなく、みんなで明太子を、博多を盛り上げたいという、懐の広さからの行動だったのです。
とてもじゃありませんが、真似を出来ない素晴らしい姿勢ですよね。
ふくやの想いや理念
創業から掲げているふくやの理念は「おいしさひとすじ」。
素材を大切にして味の明太子を作り上げています。
そして最新設備を使用し、衛生面においても十分配慮することで、品質を向上させています。
また、販売面においても一切卸売をしないというスタンス。
そうすることで販売価格を安く抑えることができています。
お客様を大切にするという気持ちが伝わりますね。
ふくやの評判
そんな想いを持ったふくやの明太子は業界でもトップの売り上げです。
売り上げは信用があるからこそ成り立つものですので、いかにふくやの明太子が評価されているのかすぐにわかりますね。
口コミにおいても「お気に入り」、「最高」などの声が上がっています。
そんな感想を聞いているとよだれが出てしまいます・・・。笑
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ふくや味の特徴
気になるふくやの明太子の味についてです。
その味の特徴はピリッとした辛さとズッシリと感じる旨味!
そして何よりも、飽きがこず、誰が食べても美味しいと思うところが大切のポイントだと考えています。
もちろん他にも美味しい明太子を販売しているお店はたくさんあります。
食品は競争の世界ですので、試行錯誤されて生み出された商品は数え切れないほど。
でも、最終的に落ち着くのはふくやの明太子なんです。
食卓に並ぶだけで人を幸せにする美味しさ。
そんな魅力を兼ね備えています。
「一度も食べたことがない!」という方は、ぜひ食べてみてください。
最後に
今回は明太子の有名店であるふくやの歴史や特徴についてお話しさせていただきました。
ふくやがここまで成長したのは、川原さんの幼少期からの想いと努力があったからこそです。
もしふくやの明太子を食べる機会があれば「川原さんありがとう。」と心の中でつぶやいてみましょう。