楽しい飲み会は、つい飲み過ぎてしまいますよね。
「あと一杯で止める!」と思っても、飲んでいる時はなかなか止められないものです。
そして、深酒の後に残るのは、ツーンと辺りを漂う酒臭さ・・・
休みの日なら良いですが、翌日が仕事ならば最悪!
電車や社内では、間違いなく白い目で見られる事でしょう。
それを防ぐ為にも、「飲むと酒臭い原因」について知ることが大切です!
ということで、今回は
酒臭い!嫌な臭いの原因のメカニズムと分解するまでにかかる時間
をお送りします。
飲酒から酒臭くなるまでのメカニズム
酒臭さの原因はアセトアルデヒド。
二日酔いの原因にもなるイヤーなやつです!
まず、体内に入ったアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。
そのアセトアルデヒドもまた、肝臓で酢酸・水・二酸化炭素に分解されます。
普通の飲酒量なら問題はないのですが・・・
肝臓が分解しきれない量のアルコールを摂取すると、残留アルコールとして血中を溶け出します。
血流にのって全身を巡ったアセトアルデヒドは、また肝臓に戻り、分解されるというのを繰り返します。
そうして体中を巡る時に、血管から口内や粘膜、汗や皮膚からアセトアルデヒドが出てきます。
その結果、口だけじゃなく体全体が酒臭くなってしまうのです。
酒の分解や吸収については、この記事でも詳しく説明しています。
>>>お酒を飲んで体が暑くなる理由とは | 飲み過ぎないための心得
「酒臭さ」には個人差がある
酒に強い人、弱い人がいるように、酒臭さにも個人差があります。
上記のように、酒臭さの原因は「体内で分解しきれなかったアルコールが、体内を巡るため」。
それはつまり、「アルコールの分解能力が低い=少しの酒量で酒臭くなる」ということ。
お酒に弱い人ほど酒臭くなってしまうんですね。
同じ酒量を飲んでも、酒臭い人とそうでない人がいるのはこの為です。
(もちろん、酒に強い人も量を飲めば臭くなります。)
「酒臭い」って、どんな臭い?
アセトアルデヒドが血中に入ると発せられる酒臭さ。
一般的には「鼻をつくように刺激的で青くさい臭い」と言われます。
そこに、その人が持つ体臭や汗の臭いが混じり、さらに不快な臭いとなるのです。
うーん、あまり想像したくないですね・・・
年頃の娘がいたら、「お父さん近寄らないで!」と嫌われてしまいそうです。
どれくらい飲んだら臭う?
酒臭くなる原因は、酒量だけではなくその人が持っている酒の分解能力にもあります。
その為、残念ながら「どれくらい飲んだら臭う」というのは定義できません。
その時の体調などでも大きく変わってきます。
自分はどれくらい飲んだら酒臭くなるのか、探るのも良いかもしれませんが・・・
一番良いのは、やはり飲み過ぎない事ですね^^
臭いはどれくらいで消える?
酒臭さの持続性に関しても、酒量や個人の分解力で差があります。
体内の酒を完全に分解できれば、当然酒の臭いも体から消えてくれます。
ただし、アルコールの分解には時間がかかるもの。
缶ビール1本で分のアルコールが消えるのには2〜3時間かかるという話もあります。
と言うことは、ビールジョッキ10杯では・・・恐ろしい話ですね。
こんなツールもありますので、気になる方はあくまで目安にどうぞ。
>>> 【酒気帯びアナライザー】
(呼気中濃度0=呼気の酒臭さ0ですが、一滴でも飲んだら飲酒運転です。運転は厳禁!)
まとめ
密接な関係がある、酒の強さと酒臭さ。
特に、酒に弱い人はたくさん飲んでしまうと
- ひどい二日酔い
- 強く残る酒の臭い
と、さんざんな目に・・・無理は禁物ですね。
また、一度体内に入ってしまったアルコールの臭いを消すのは困難なこと。
酒に強い人でも、翌日に大切な用事が控えている場合は、潔く飲酒量を抑えましょう!