- 朝からお酒を飲んでしまう
- 身体に悪いと思っても寝起きで冷蔵庫に手が伸びてしまう
- 寝起きの酒がたまらない
こんな状況だったら・・・
さすがに赤信号です。
寝起きから酒をあおる。
もはや「アル中かも?」ではなく、アル中の第一段階に足を踏み入れていることは間違いありません。
寝起きで酒はアル中?アルコール依存症についてチェックしよう
時間や量を問わずお酒を大量に飲んでしまうことを、俗に「アル中」と呼びます。
正確には「アルコール依存症」という名称です。
以前は「慢性アルコール中毒」などと呼ばれていました。
アルコール初期症状のきっかけから、初期症状までを3つに分けましたので、どれだけヤバイ状態なのかをチェックしてみましょう。
アルコール依存症の段階
- スタート地点
- 依存症との境目
- 依存症初期
それぞれ見ていきましょう。
1.スタート地点
- 飲酒の機会が増える
- 飲酒量が増加する
- 耐性ができて、お酒に強くなる
- 楽しさを求めて飲む
これだとお酒が強い人だと、多くの人が当てはまるかもしれません。
お酒が強い人ほど注意が必要だということです。
悪酔いしにくい体質の方に多い傾向ですが、身体への影響とはまた別です。
「自分は大丈夫」という思い込みがアルコール依存症になるきっかけになってしまいます。
ちょっとだけ頭の隅に置いておいてくださいね。
2.依存症との境目
- 毎日のように飲酒をするが、物足りなく感じる。
- ほろ酔い程度では満足できず飲んだ気がしない
- お酒を飲むことが最優先になってくる
- 飲酒時の記憶が時々抜け落ちている
ちょっと様子が違ってきましたね。
飲酒していない時も、どんどんアルコールを求めるようになってきだすと黄信号。
お酒を飲んでも飲んだ気になれないと、当然のこと、量や回数が増えていきます。
こういった症状がある人は、お酒に対して精神的な依存が始まり、コントロールが難しくなってきているかもしれません。
3.依存症初期
- 飲むまで待てない、落ち着かない、イライラする
- お酒がきれてくると、体の不調を感じる
- 周囲がお酒を控えるよう注意し始める
- お酒が原因で生活上の問題が出てくる
これは・・・どう考えてもやばい雰囲気がしてきましたね。
「自分は大丈夫だし!」と思わずに、改めて生活を振り返ってみましょう。
当てはまってはいませんか?
寝起きから酒を煽ってしまうのは、まさにこの地点に到達していると言えます。
飲む量が、今までと同じでは満足できなくなってくるので更に飲酒量が増加します。
依存症の初期に、「離脱症状」というものが現れ始めます。
手の振るえ、発汗(特に寝汗)、吐き気、嘔吐、心拍数の増加、高血圧といった自律神経症状や不眠、不安、イライラ感といった精神症状が認められます。
引用:久里浜医療センター
これは、お酒を飲んでいない時に症状が現れてきます。
そして、飲酒をすることで解消されてしまう症状です。
そうです、悪循環のスタートです。
やばいですよね・・・・。
そして何より、周囲の人が気づき始めているところ。
身近な人が「ちょっと飲みすぎなんじゃない?」と心配する状況です。
でも本人が「自分は違う!」と思ってしまうとなかなか解決できません。
また、遅刻や欠勤、不注意によるケガや、判断ミスなども起こりやすくなり、依存症が生活にも表面化してくるのもこの頃です。
- 精神的依存
- 身体的依存
これらが出てくると、それはアルコール依存症にかかっている可能性が高いです。
このあとは、依存症中期、後期と続いていきますが・・・
身体へのダメージは表面化していくし、人間関係の崩壊や、社会復帰が困難になるなど、次々に問題が起こってきます。
お酒をコントロールできるかどうかがカギ
大酒飲みの人でも、自分の体調管理を考えて飲む量を控えたりすることができるのなら、その人はアルコール依存症ではありません。
- お酒の量
- 飲む時間
- 飲む場所
これらを、自分でコントロールできているかどうかがひとつの目安です。
「朝起きてついついお酒を飲んでしまったけど、身体に悪いから当分やめとこう!」と思って、本当にそれが実行できるなら問題ないです。
ここで我慢できずに「でも日課だから~♪」などと飲んでしまうと、もう依存症であることは疑いようがありません。
こんなことが何日もずっと続くとなると・・・
そのままだと危ないかもしれません。
アルコール依存症にならないための対策
「このままだとよくないな」と自覚があるうちは大丈夫です!
今のうちに対策をしておきましょう。
- 飲む量を決める
- 飲む時間を決める
これだけでも随分効果を発揮します。
「今日は2杯まで!」とか、「〇時以降は飲まない!」とか、数字で決めてもわかりやすいですね。
まずは自分と約束して、それを継続させていきましょう。
「全くお酒を飲まない!!」、といわゆる断酒をすると、ダイエットと同じでリバウンドしやすいものです。
あまり極端なことはせず、自分ができることから試していきましょう!
まとめ
お酒は「百薬の長」とも言われますが、「万病のもと」とも言われます。
アルコール依存症は、飲酒していない時に全身をむしばむ症状が出る恐ろしい病気です。
お酒にコントロールされては、せっかくのお酒の楽しさや美味しさを味わうことはできません。
やはりお酒の席は楽しく過ごしたいですよね!
これからもお酒と上手に付き合っていくために、習慣を見直してみましょう!