近年はアルコールテイスト飲料の開発が進んでいます。
まるで『本物のアルコール』と思ってしまうような完成度の高い商品も少なくありません。
しかし、その完成度の高さ故に、なんとノンアルコール飲料で酔ってしまう人が続出中だとか!?
その噂について詳しく検証していきましょう。
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空酔いって何?
空酔い(からよい)とは、ノンアルコール飲料のようなアルコールテイスト飲料を飲んだときに、アルコールが含まれていないにも関わらず、酔ったような症状が出てしまう現象のことです。
この現象の原因は、『ノンアルコール飲料を本物のアルコールと脳が錯覚してしまうことが原因』と言われています。
いわゆるプラシーボ効果の一種とも言えましょう。
アルコールを飲んだと錯覚した脳は、アルコールで酔っ払ったときの記憶を呼び起こし、人の体内で起こる変化を再現しようとします。
例えばレモンを食べたときのことを想像すると、唾液の分泌が増えますよね?
これもレモンを食べた記憶を呼び起こすことで、唾液の分泌が増えるという体内変化を脳が再現しようとするためです。
最近のノンアルコールビールなんかは、かなり本物に近い味わいになっていますからね。
脳もしっかり騙されてしまうというわけです。
具体的にどのような症状が現れるのか
現れる症状は人によって様々です。
よく言われるのは【気分の高揚】です。
お酒を飲んでいないのにテンションが上がっている状態ですね。
飲み会などでも、お酒を飲んでいないのに妙にテンションが上がる人ってたまにいますよね?
あれも『飲み会の空気に酔っている空酔い状態』と言えるでしょう。
他の症状として、私の友人の場合は、『顔がほのかに赤くなる』だったり、『体温が上昇する』といったガチな症状が現れることもありました。
しかしアルコールを摂取しているわけではないので、『酩酊状態になってしまう』ことはありません。
またアルコールテイスト飲料を飲んだ人の全員が全員、空酔いを起こす訳でもありません。
ノンアルコール飲料を運転中や会社で飲むのはダメ?
アルコールが入っていないので、本当に酔うことはありません。
あくまで酔ったような錯覚です。
そのため、ノンアルコール飲料を飲みながら運転する事も問題はありません。
その証拠に、高速道路のパーキングエリアではアルコール飲料は販売されていませんが、ノンアルコール飲料は販売しているケースもあります。
一方、最近話題になっている『仕事中のノンアルコール飲料についての賛否両論』
双方ともに意見が飛び交ってはいますが・・・・
社風やTPOを考えて嗜むほかないかな、と思います。
必ずしも飲んではいけない!とするのは極端かもしれませんが、少なからず「仕事中にアルコールテイスト飲料を飲むことを不快に感じる」という人はいますからね。
ビジネスにおいて人と人の信頼は、非常に重要な要素です。
つまらないことで自ら信頼を損なうような行為は、おすすめできません。
まとめ
空酔いは脳の錯覚が原因で起こる症状です。
そのためアルコールを飲んだことがない人、例えば子供なんかは、空酔いすることはありません。
ちなみに同じ漢字で空酔い(そらよい)という言葉もありますが、これは飛行機に乗った際に起こる乗り物酔いのことです。
空の上は気象状況によってはかなり揺れますから、経験した人は多いのではないでしょうか?
こちらの空酔いは当然子供にも起こります。