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ワインの酸化防止剤の健康への影響|がんや体に悪いというのは嘘八百か!?

ワイン 酸化防止剤 影響 無添加

 

ワインは楽しいものです。

ボトルを選ぶ時などは特にですよね。

 

ですが、気になるのが・・・

酸化防止剤(亜硫酸塩)含有の文字。

多くのワインに含まれている酸化防止剤。

この響きだけを見ると、なんだかワインを口にするのを戸惑ってしまう名前ですよね。

 

この酸化防止剤が「頭痛など健康に悪影響を及ぼす」という説まであるから、やっぱり不安です。

実際のところはどうなのかみてみましょう。

ということで、
ワインの酸化防止剤の健康への影響|がんや体に悪いというのは嘘八百か!?
をお送りします。

 

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酸化防止剤とは

酸化防止剤は読んで字のごとく、食品の酸化を抑えるために使われる食品添加物のことです。

そもそもワインは発酵した果汁であり、それを何十年も品質を保つ為には酸化防止剤は欠かせません。

昔から、世界中のワインで酸化防止剤は当たり前に使われており、その含有の有無はワインの価格の高い/安いには直接関係しないのです。

 

亜硫酸塩とは

ワインの酸化防止剤には亜硫酸塩が使われます。

劇薬のイメージが強い「硫酸」が入る言葉なので、とても恐ろしい響きですよね。

 

しかし、この亜硫酸塩は何千年も前からワインの品質を保つために使われてきた歴史があります。

科学技術が発達する以前の古代ローマでも「ワインを入れる壷に硫黄のかたまりを燃やして作り出した亜硫酸を入れて雑菌の繁殖を防いだ」という記録があります。

それほどワインと亜硫酸塩の歴史は深いのです。

 

亜硫酸塩は酸化しやすい物質と結合することで、無害なものに変え酸化を防ぐ性質があります。

この性質を利用し、葡萄の味や風味を長く保てるワイン作りが古くから行われてきました。

 

酸化防止剤を使うメリット

酸化防止剤を使うことで以下の効果が得られます。

  • ワインの酸化を防ぐ
  • 微生物の繁殖を防ぐ
  • 発酵の停止

ワイン好きの人は、ワインが作られた年や葡萄が育った土地から、その香りや複雑な風味を楽しみます。

ワインは非常にデリケートな飲み物です。

その個性を保つ為には、酸化防止剤は欠かせないのです。

 

また、発酵を止め、微生物の繁殖を防ぐことで濁りを防ぎ、色や品質を保つこともできます。

添加物は『食の安全』とは逆のイメージですが、ワインにおける酸化防止剤の役割は、まさに食の安全を守ることにあるのですね。

 

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健康への影響は

近頃では、健康への影響を考え食品添加物に気を遣う人が非常に多いです。

ワインに添加されるのも気になる人が多いでしょう。

 

しかし、ワインに添加される亜硫酸塩は量からみると・・・

「極々わずかであり、人体への影響はほとんどない」と考えられています。

 

ちなみに日本では、食品衛生法により上限値は「350mg/L以下まで」と決められています。

これは、成人が長期に渡り、日常的にワインを飲んでも健康には影響がない数字と判断されています。

 

上記は日本の法律であり、ワインの本場であるヨーロッパで見てみると、なんと亜硫酸塩の表示義務はありません。

それほど日常的に、当たり前に使われるものなのですね。

 

ワインで頭痛がするのはアレルギーの可能性

飲み過ぎたわけではなく「たった1杯のワインで頭痛がする」という人がいます。

これはワインに含まれる成分によるアレルギーかもしれません。

 

脳の血管を拡張・収縮する働きがあるアミンは、発酵した食品に自然と含まれる成分でありワインには高濃度が含まれています。

また亜硫酸塩に使用される二酸化硫黄も、脳や血管に作用します。

これらの成分が頭痛を引き起こすと考えられおり、「酸化防止剤による健康への影響を心配する声の原因」となっているのです。

 

しかし、前項で書いた通り、日本の食品衛生法においては「酸化防止剤の量は健康への影響が心配ない」との見解が発表されています。

であるにも関わらず、頭痛が出るということはどういうことでしょう。

「ワインを飲むと必ず体調が悪くなる」

こんな人は、それは最早、酸化防止剤による健康被害と言うよりも「体質や個人差があるアレルギー反応の一種」なのかもしれません。

 

どうしても酸化防止剤が気になる人は「亜硫酸塩無添加」のワインを

ワインに含まれる酸化防止剤は健康上問題がないとされているものの・・・

どうしても食品添加物が気になる人には「亜硫酸塩無添加」と表示されたワインがオススメです。

特殊な加熱や濾過等の処理を施すことにより、酸化防止剤である亜硫酸塩を添加しないワインになります。

 

ただし、味については好みが分かれ、通なワイン好きには物足りないようです。

 

また「亜硫酸塩無添加ワイン」は、「オーガニックワイン」と呼ばれるものとは、全く異なりますので気を付けましょう。

オーガニックワインは有機栽培の葡萄を使用して作られたワインですが、酸化防止剤が使われているものもあります。

 

ちなみに、ワインの「渋み」となるタンニンが多いワインの場合は、タンニンそのものが酸化防止剤の役割を果たすため、亜硫酸塩が添加されないこともあります。

 

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まとめ

風味や香りなどのそのワインが持つ個性を楽しむには、酸化防止剤はどうしても欠かせません。

酸化防止剤が使われなくなってしまうと歴史あるワインが消え、店頭にはボジョレーヌーボーばかりという光景になってしまいかねません。

>>>ボジョレーヌーボー2018年の解禁日はいつ?キャッチコピーが秀逸なだけで本当はまずい!!

 

化学物質に対するアレルギーがある人も多く、酸化防止剤は悪いものの様に言われることもありますが・・・

ワインには健康を害するほどの量の酸化防止剤は含まれていません。

 

食事内容やシーンに合ったものを選べることもワインの魅力の一つです。

安心して繊細なワインの味を楽しみましょう。

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