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江戸切子と薩摩切子の違いについて解説|そこには日用品と美術品ほどの差がある!

江戸切子 薩摩切子 違い

 

江戸切子と薩摩切子。

どちらも伝統的なもので、日本酒など美味しいお酒を飲むにはぴったりのガラス細工ですよね。

「でも江戸切子と薩摩切子って名前が違うだけで同じ作り方じゃないの?」

そう思う方もいらっしゃると思います。

確かにどちらのガラス細工も模様や形は似ていますが、実際にはそれぞれ違う特徴があり歴史も異なっているんです。

ということで今回は、
江戸切子と薩摩切子の違いについて解説|そこには日用品と美術品ほどの差がある!
をお送りします。

 

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江戸切子と薩摩切子の違い

江戸切子と薩摩切子の特徴は以下の通りです。

 

江戸切子の特徴

  • 生まれ:江戸の町民
  • ガラスの特徴:透明なガラスに薄い色ガラス
  • デザインの特徴:風情のある紋様
  • こだわりの技術:「磨き」
  • 価格:安いものだと6,000円程度から

 

薩摩切子の特徴

  • 生まれ:薩摩藩主
  • ガラスの特徴:透明なガラスに厚い色ガラス
  • デザインの特徴:美しいグラデーション
  • こだわりの技術:「ぼかし」
  • 価格:少し価格が高く25,000円程度から

このように見た目は似ていても、歴史や特徴は異なっていることがわかります。

もう少し詳しく説明していきます。

 

生まれの違い

江戸切子は1834年に江戸の町民である、加賀屋久兵衛によって生まれたガラス細工です。

一方で、薩摩切子は名前の通り薩摩藩によって生まれたガラス細工。

 

江戸切子は生まれてから今まで継承され続けてきましたが、薩摩切子は藩がなくなると同時に途絶えてしまったという歴史があります。

この2つのガラス細工には、町民によって生まれたか藩によって生まれたかという重要な違いが存在しています。

 

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ガラスの違い

どちらの切子も同じようなガラスに見えますが、ガラスの厚みが異なっています。

江戸切子は透明なガラスの外側に薄い色ガラスを重ねるのに対して、薩摩切子は厚い色ガラスを重ねます。

このガラスの厚みの違いによってデザインに大きな違いが現れます。

 

デザインの違い

江戸切子には薄い色ガラスに魚子紋(ななこ)や亀甲紋などの模様を刻み、日本の文化を感じさせるという特徴があります。

一方で、薩摩切子の最大の特徴は色鮮やかなグラデーション。

ガラスの厚みを利用して、模様を刻む深さを変えることによって色の濃さを調整します。

そうすることでグラデーションがかかった美しい模様が刻まれています。

 

このような違いもあり、江戸切子は日用品として、薩摩切子は美術品として扱われることも多かったそう。

一見似たようなデザインでも、目を凝らしてみると大きな違いがあるので一度観察してみてください^^

 

こだわりの技術の違い

江戸切子と薩摩切子のこだわりの技術は「磨き」と「ぼかし」。

磨きは、名前の通りの意味を表しています。

江戸切子に模様が描かれた後には仕上げとして丁寧な磨き作業が行われます。

この作業によって素晴らしいガラス細工が出来上がっています。

 

薩摩切子に使われている技術であるぼかしはグラデーションを作り上げることを意味します。

このグラデーションは薩摩ぼかしと呼ばれており、鍛え上げられた技術を要するもの。

匠の技を持った職人のみが扱える手法です。

 

価格の違い

日用品として使用されていた江戸切子は6000円程度から購入することが可能で、この価格でお酒が美味しく飲めると考えるとリーズナブル。

>>>江戸切子の特徴とは|その歴史から気になる値段まで詳しく解説

 

一方で美術品としても扱われていた薩摩切子の価格は25000円程度から。

高級品だと400万円を超えるものも・・・。

さすが美術品といったところでしょうか。笑

>>>薩摩切子の特徴とは|ビックリ値段と深い歴史の秘密

 

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まとめ

今回、江戸切子と薩摩切子の特徴、そして両者の違いについてお話ししました。

一見似ているガラス細工ですが、実際には異なる点が多くあります。

どちらも歴史のあるガラス細工で、日本の伝統として引き継がれてきたものなので、ぜひ一度手にとってみてください。

お酒の味が変わるかもしれませんよ♪

 

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