食前酒として有名なシェリー酒。
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シェリー酒はアルコールの度数が強いお酒としても有名です。
そんなシェリー酒を女性が男性の前で飲むとき、男女の関係において特別な意味を持つと言われています。
一体どういう意味か。
詳しくみていきます。
シェリー酒とは?
シェリー酒はポルトガルのポートやマデイラというお酒とともに、世界三大酒精強化ワインというカテゴリーに分類されます。
酒精強化ワインとは、製造過程でアルコール度数を強めたワインのことです。
アルコール度数は18度前後。
通常のワインのアルコール度数は10度~14度くらいなので、シェリー酒はアルコール度数が高めだと言えるでしょう。
シェリー酒を名乗ることができるのは、スペイン南部にあるヘレスという町の周辺の限られた地域で作られたものだけという特徴もあります。
また、シェリー酒は食前酒として飲まれることが多いお酒ですが、様々な料理に合うお酒であることから、食中酒や食後酒としても良く飲まれます。
女性がシェリー酒を飲む意味
それでは女性が男性の前でシェリー酒を飲むとき、どのような意味を持つか見ていきましょう。
花には花言葉があるように、お酒には酒言葉という概念があります。
気になるシェリー酒の酒言葉は・・・
「今夜はあなたにすべてを捧げます」という意味です。
つまり、
- シェリー酒を女性が自ら注文すると、「今夜はあなたと寝てもいいわ♪」
- 女性が男性に「シェリー酒が飲みたい」と言うと、「今夜は帰りたくない♪」
という意味になります。
反対に、男性が女性にシェリー酒を勧めるのは、「今夜は君と寝たい」という意味になるとか・・・
知らない内に頼んでしまわないよう注意が必要ですね。
シェリー酒の酒言葉の由来は?
ところで、シェリー酒の酒言葉の意味はどこからきているか気になりますよね。
残念ながら由来については正式な記録がなく、いくつかの説があるようです。
ここでは二つの説を紹介します。
1.シェリー酒を飲んだ後は介抱が必要になるという意味が転じた説
シェリー酒はアルコール度数が18度前後と、比較的アルコール度数が高いお酒ということは先に紹介しました。
そのようなアルコールの強いお酒を女性が飲むと介抱が必要になることは想定できますよね?
女性に言わせると「酔ったら介抱をお願い♪」という感じでしょうか・・・
そして、介抱というニュアンスの意味が転じて、シェリー酒を飲む=女性の今夜はOKサインと解釈されるようになったという見方です。
2.漫画「BARレモン・ハート」で取り上げられたシェリー酒の酒言葉の意味が広まった説
シェリー酒の酒言葉の意味は「BARレモン・ハート」という漫画の中で取り上げられています。
この漫画はお酒コミックとして人気の漫画で、2015年~2016年にBSフジでドラマ化もされています。
ドラマでも酒言葉のくだりが放送されました。
ちなみに、DVDのBOXも出ています。
原作漫画の第20話に描かれている「酒言葉」のシーンを紹介します。
男女二人がバーで楽しそうに会話をしています。
どうやら女性は男性に好意を持っているよう。
女性は男性がシェリー酒の酒言葉の意味を知っていると思っていて、シェリー酒を飲んでも良いか勇気を出して男性に尋ねます。
つまり愛の告白。
女性はシェリー酒を飲み終え、男性にその後の予定を尋ねるのですが・・・
男性は「もう帰るだけです」と返答をしてしまい、女性は男性に激怒し平手打ちをくらわして店から去ってしまいます。
ここでマスターが男性に、シェリー酒を女性が飲みたいと言った時は酒言葉で「今夜は一緒に寝ても良い」という意味になると説明をします。
男性は酒言葉の意味を知らなかったがために、女性に激怒されてしまったのですね・・・
この漫画で取り上げられたシェリー酒の酒言葉の意味が世に広まった結果、女性がシェリー酒を飲む=今夜はOKサインという意味になったとの見方もあります。
もしそうであれば、影響力がすごい漫画ですね。
まとめ
個人的には、漫画のようにシェリー酒の酒言葉をきっかけにして、男女が愛の告白をすること自体はアリだと思います。
ただし、注意すべきことは漫画の登場人物のように、相手が酒言葉の意味を知っていると思い込んでしまわないこと。
そのような思い込みはトラブルにつながりかねないので、注意が必要です。
シェリー酒の他にも話のネタになるような酒言葉はたくさんあるので、一度調べてみると面白いですよ。