お酒を飲まない人も知るほど、知名度が高いドンペリ。
水商売を題材にしたマンガやTV番組でも、よく出てきますよね。
華やかな業界を彩る高級なシャンパン・・・というイメージがあります。
では、どうして高級と言われるのか知っていますか?
ドンペリと他のシャンパンの違いは”ランク(グレード)”にあり!
ランクについて知っていると、他のシャンパン選びにも困りませんよ♪
ということで、今回は
ドンペリから学ぶ|シャンパンのランクの違いを分かりやすく解説!
をお送りします。
3つに分かれるシャンパンのランク
シャンパンのランクは
- ノンヴィンテージ(スタンダード)
- ヴィンテージ(高級)
- プレスティージュ(最高級)
の3つに分けることができます。
ランクは”グレード”とも呼ばれ、シャンパンを選ぶ上では重要なのです。
ちなみに、ドンペリは「ヴィンテージ」であり「プレスティージュ」のシャンパンです。
一体どう違うのかは、下記で説明していきます。
1.ノンヴィンテージ(スタンダード)
名前の通り、ヴィンテージ(収穫年)の表示がないシャンパンのこと。
シャンパンの材料となるブドウは、収穫年によって出来にかなりの差が出ます。
そのため、醸造家は良い年に造られたワインの一部を保管しながら、ブレンドしてシャンパンを造ります。
様々な年代の良いワインを混ぜて造ることにより、味の安定化を保っているのです。
流通しているシャンパンの多くはノンヴィンテージであり、ワインショップでは「NV」と表記されます。
価格も手に入れやすいものが多いです。
2.ヴィンテージ(高級)
その年の天候に恵まれて、ブドウの出来が良かった時に、特別に造られるヴィンテージシャンパン。
同じ年代のブドウのみで造られるので、その年のブドウの個性を楽しめます。
また、瓶詰めのあとに、3年以上〜それ以上熟成されてからの出荷が義務付けられています。
もちろん、ノンヴィンテージよりかなり手間をかけて造られているので、価格も高級なものが多いのです。
ラベルにはヴィンテージ(年代)が表記されています。
ドンペリは流通される全てがヴィンテージなので高級品なんですね。
プレスティージュ(最高級)
フランス語で「名声」「威厳」などを意味する言葉、プレスティージュ。
その名の通り、各シャンパーニュメゾンが自社の名にかけて製造する最高級品!
品質確保の為に、じっくりと時間と費用をかけて造られるシャンパンです。
各メゾンの伝統やスタイルが追求されており、ブランドごとの個性を楽しめます。
5〜7年、またはそれ以上熟成してから出荷されます。
ほとんどのメゾンのプレスティージュはヴィンテージシャンパンですが、稀にノンヴィンテージの場合も。
ドンペリは、製造社であるモエ・エ・シャンドン社のプレスティージュ。
まさに、最高級品なのです!
一度は飲みたい!ドンペリのゴールドとプラチナって?
ドンペリの中でも、更に最高峰とされている「ゴールド」と「プラチナ」を知っていますか?
ドンペリを語る上で欠かせないこの2種の銘柄を知れば、レストランや夜のお店でちょっといい顔できますよ♪
ドンペリ レゼルヴ・ドゥ・ラベイ(ゴールド)
ドンペリ製法時におこなう澱引きを控えて、約20年の間、熟成した超ビンテージ品!
「ゴールド」という呼び名は、黄金のラベルとグラスに注いだ時に黄金色に色づくことからきています。
口に含むと、爽やかなフルーツと香ばしさが広がり、しっかりと力強い味わいが楽しめます。
昔は一流レストランやホテルでしか飲むことができない幻のシャンパンと言われていました。
今はネットでも流通していますが、それでも価格は9〜15万円ほど!
日常的に飲むのは難しいですが、いざという特別な日を彩るシャンパンとして選ぶのも素敵ですね。
ドンペリ エノテーク(プラチナ)
その黒いラベルから、ドンペリの”黒”と呼ばれるドンペリ エノテーク。
エノテークは熟成年数が15年ほどで、その時点でも高価で希少とされています。
「プラチナ」はエノテークやゴールドの更に上の、約30年程の長期熟成を経て登場する特別なシャンパンなのです。
主に1976年以前に製造されたものをいいます。
年代物のシャンパンは当然限りがある為、時が過ぎるにつれて希少性が増し、価格も高騰します。
その希少性から、味についての情報は非常に少ないと言われています。
世に数多くある人生の中で、このシャンパンを口にできた人は一体どれだけいるのでしょう・・・
価格以上に、なんともロマンを感じますね。
まとめ
ドンペリが高価なのは、ランクが最高級であるヴィンテージ・プレスティージュであるため。
製造元である、モエ・エ・シャンドン社の顔だからなのですね。
まさに、揺るぎなき王者の風格!
いつか私も、高層ホテルの最上階でドンペリ プラチナを・・・
なんて、妄想が膨らんでしまいます。