お酒、美味しいですよね。
ですがそんな美味しいお酒でも、飲みすぎると翌朝までアルコールが残ってしまうことも・・・。
お酒が残っていると、
- 「うわ、酒臭いけど運転できるかな・・・。」
- 「子どもに授乳しても大丈夫かな・・・。」
なんて心配になってしまいますよね。
そんな状況を避けるためには、アルコールが抜ける時間を頭に入れておくことが大事。
アルコールが抜ける時間のめやすを覚えておけば、どのくらいまでの量ならお酒が残らないのか、というペース配分を考えて飲めますよ。
というわけで、
アルコールが抜ける時間はどのくらい?代表酒類の目安一覧表まとめ
をお送りします。
お酒が抜けるメカニズムとは
まずはお酒が抜けるメカニズムについて知っておきましょう。
メモ
お酒を飲むと、お酒に含まれるアルコール分が胃や小腸から吸収されて、最終的には肝臓に運ばれます。
肝臓ではアルコールをアセトアルデヒドに分解。
そのアセトアルデヒドもまた、肝臓で酢酸・水・二酸化炭素に分解されます。
肝臓が分解しきれないほど大量のアルコールを摂取すると・・・。
分解されなかった残留アルコールとして血中に溶け出してしまいます。
血流にのって全身を巡ったアセトアルデヒドは、また肝臓に戻り、分解されるというのを繰り返していくのです。
アルコールが分解されるまでの時間を出すための計算式
実際にお酒が分解されるまでの時間はどれほどかかるのか。
これには簡単な計算式がありますので、紹介していきますね。
- 飲酒量(ml)×アルコール度数(%)×0.8=アルコール量(グラム)
- 自分の体重×0.1=1時間に分解できるアルコール量
- ①÷②=アルコールが分解されるまでの時間
例えば、体重65kgの人が350mlの缶ビール(度数5%)1本を飲んだ場合は次のようになります。
- 350ml×5%×0.8=14グラム
- 65×0.1=6.5グラム
- 14÷6.5=2.153時間
およそ2時間10分でアルコールが分解される結果になりました。
しかし、分解されるまでの時間は個人差がありますので、このくらい経てば必ずお酒が抜けるとは言えません。
あくまで目安として覚えておきましょう。
お酒の種類別アルコール含有量と抜ける時間の目安
「計算式はわかったけど、いちいち計算するのも面倒くさい・・・。」
その気持ちはよくわかります。
ここからは、代表的なお酒の種類別にアルコール含有量(グラム)とアルコールが抜ける時間の目安を一覧にして紹介していきますね。
体重が50kgの場合と65kgの場合とで表を作っていますので、近い数字を参考にしてください。
自分の体重が軽いほど抜ける時間は長くなり、重いほど抜ける時間は短くなっていきます。
種類・量 | 度数 | アルコール量 | 抜ける時間(50kgの場合) | 抜ける時間(65kgの場合) |
ビール350ml | 5% | 14グラム | 2.8時間 | 2.15時間 |
チューハイ350ml | 6% | 16.8グラム | 3.36時間 | 2.58時間 |
日本酒1合 | 16% | 23グラム | 4.6時間 | 3.54時間 |
焼酎1合 | 35% | 50.4グラム | 10.08 | 7.75時間 |
ウィスキーダブルサイズ60ml | 43% | 20.6グラム | 4.12時間 | 3.17時間 |
ワイン125ml | 12% | 12グラム | 2.4時間 | 1.85時間 |
泡盛1合 | 43% | 62グラム | 12.4時間 | 9.54時間 |
例えば、体重65kgの人が350mlのビール2本と日本酒1合飲んだだけで、アルコールが分解されるまでに7.84時間もかかる、という計算に。
結構時間がかかるということがわかります・・・。
なお、繰り返しですが、分解能力には個人差がありますので、あくまで目安として使ってくださいね。
おわりに
こうやってアルコールが分解される時間を見ていくと、結構時間がかかることがわかります。
個人差もありますから、余裕を持った時間をみておいたほうがいいですね。
アルコールが抜ける時間の目安を知っておいて、運転や授乳などに不安のない毎日を送りましょう!