子育てをしている人が一度はぶつかる悩みの一つに・・・
「子供の食」というものがあります。
子供の好き嫌いによる偏食のような単純な悩みだけでなく、食べ物アレルギーや食中毒など命に関わる危険も潜んでいるので、世のお母さん達は子供の食には特に気を配っています。
ですが馬刺しは生物。
「馬刺しは子供が食べていいのか?」という疑問を抱えている親御さんは多いはずです。
馬刺しの安全性と食中毒のリスクについて解説していきます。
\産地直送熊本馬刺し/
※まずい馬刺しでガッカリする前に
子どもにナマモノを食べさせる危険性
大前提として、子どもに生物を食べさせることの危険性についてしっかりと理解しておいてください。
きつい言い方になりますが、この危険性を理解しない親には、子どもに生ものを食べさせる資格はないと思います。
子供は大人よりも免疫力が弱く、また体力もありません。
そのため、大人よりも食中毒などにかかるリスクが高く、重症化するケースもあります。
また2~3歳ぐらいの幼児の場合、消化機能もしっかりと発達していないので、生物をしっかりと消化しきれずに、体調を崩してしまうケースもあります。
2歳ぐらいになると、大人と同じものを食べる機会が増えてくると言う家庭も多いとは思いますが、子どもの身体はまだ大人とは程遠く完成していないということを認識してください。
子どもに馬刺しはいつから食べさせていいの?
これに関しては明確な答えはありません。
個人の体質や体調にも大きく関係することです。
無責任なことは言えませんから、誰も答えを持っていないというのが答えです。
実際のところどうなのかと、色々な意見を見てみると、早い人では2~3歳ぐらいから食べさせたという意見もありました。
一方、成人するまで食べさせないという意見もあり、人それぞれです。
調べてみた印象としては、九州など生肉食の食文化が根付いている地域では、早くに食べさせる人が多かったように思います。
恐らく自分たちが慣れ親しんだものであるから抵抗が少ないのと、スーパーなどすぐ身近で手に入ることが多いためと考えられます。
あくまで私個人的の意見ですが、自分が子どもに食べさせるなら、少なくとも、何かあったときに、
- 自分の身に起こった症状について説明ができる
- 自分で救急車を呼べる
ぐらいのことが出来るようになってからと考えています。
こう考えると、早くとも小学校高学年~中学生ぐらいでしょうか?
子どものことを思い、万が一のリスクを考えると、食べさせないという意見も分かりますが・・・
ある程度、親の目が届く年齢のうちに、色々な食文化を経験させておく方が子どもの将来の為になるとも思います。
食中毒のリスク
馬刺しと食中毒の話は以前、別の記事でも紹介しました。
馬刺しは食中毒のリスクが、他の生肉に比べて格段に低いと言われています。
過去にはサルコシスティスフェアリーという寄生虫のリスクも提唱されていましたが、現在義務付けられている冷凍流通によって、寄生虫リスクは激減しています。
しかし、あくまでリスクが低いだけであって、ゼロではありません。
それにどんなに馬刺し自体が安全でも、包丁やまな板などの調理器具が汚染されていたら意味がありません。
馬刺しではない原因で食中毒になる危険もあります。
馬刺しを自宅で楽しむときは、馬刺しの品質はもちろんのこと、調理器具の殺菌消毒ケアも気をつけなければならないポイントです。
まとめ
いくら安心・安全な馬刺しと言えど、子どもに食べさせるとなると多少の不安はあります。
ネットで調べてみると、初めて食べさせるときは『少量で食べさせて様子を確認した』という意見が大半でした。
あとは表面を軽く炙りタタキにすると、少しは安心感が増すかなとも思います。
子どもの安全が第一なので、無理に食べさせる必要はありませんが・・・
感性豊かな時期に色々なものに触れさせてやるということも大事だと思います。
馬刺しと食中毒のリスクについてしっかり学び、理解することが、子どもに馬刺しを食べさせるための第一歩ではないかなと思います。
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