「ノンアルコール飲料って、妊娠中/授乳中に飲んでも大丈夫なのかなぁ」という不安の声をよく聞きます。
アルコールは当然ダメですが、妊娠中のノンアルコール飲料はどうなのでしょうか?
見ていきましょう。
あわせてチェック
“国産の”ノンアルコール飲料は妊婦でも安心
結論から言うと・・・
国内で流通している国産のノンアルコール飲料は、アルコール含有の心配は全くありません!
当然、赤ちゃんも酔っ払いません。
安心してください、アルコールは入っておりません。
注意ポイント
一部、輸入品に関してはアルコール含有の可能性があるので注意してください。
ですが、そんなもの好き好んで注文しない限り、コンビニやスーパーでは、そもそも扱いがありません。
日本メーカーが出しているノンアルコール飲料であれば、ビールでも酎ハイでもカクテルでも問題ありません。
日本メーカーのノンアルコールとして販売されているものは、必ずアルコール度数【0.00%】と記載されています。
この表記のものであれば、アルコール含有量は果物に微量に含まれるアルコールよりも少ないレベルなので、全く問題ありません。
(当然、果物に含まれる微量のアルコールも問題ありません。)
『オールフリー』は、アルコール0.00%なのでアルコールによる影響はありません。
ビールテイストの清涼飲料です。
原材料(製品に表示)をご確認いただき、ご心配のある場合は医師にご相談ください。原材料・栄養成分は「栄養成分一覧」をご覧ください。
「栄養成分一覧」引用:サントリーオールフリー
添加物や甘味料が心配?
ノンアルコール飲料自体は、アルコールが入っているわけでもないので、たくさん飲んでも問題ありません。
胎内の胎児に対してだけでなく、肝臓などへの負担もありません。
中には、人口甘味料などの添加剤を気にする人も多いのですが・・・
添加剤が胎児や赤ちゃんに悪影響を与えるという科学的根拠はありません。
それに、添加物は何もノンアル飲料にだけ含まれるわけではありません。
- お菓子
- 清涼飲料水
- 冷凍食品
- インスタント食品
- etc
妊娠中、これらのものを一切口にしないオーガニックライフを目指すのであれば、ノンアル飲料も飲まない方が良いでしょう。
現実的じゃないですよね。
ただし妊娠中や授乳中の人が、ノンアルコール飲料をたくさん飲むことは望ましくない部分もあります。
つまみの存在です。
つまみは塩分が高いものが多いので、あまり食べ過ぎることはおすすめできません。
ノンアルコール飲料の多くは炭酸入りです。
炭酸には食欲増進効果があります。
たくさん飲めば、ついつい、つまみを食べ過ぎてしまいます。
つまみの量には注意しましょう。
モラル的にNGな場合が?
どうにも・・・
聞きかじった知識から「ノンアルコールだろうが妊娠中に飲むなんてもってのほか!!!」とする人がいるようです。
遠い知人などなら聞き流せばよいだけですが、これが親しい友人、家族などになったら大変です。
0.00%ノンアルコール飲料を妊娠中に飲もうとしたところ、家族から猛反対を受けました。
アルコールが0.00%だから、「ノン」アルコールであると、私は解釈しています。
妊娠中や授乳中でも、飲んでも赤ちゃんに影響がない商品だから、赤ちゃん用品の専門店でも売っているのだと思っているのですが
それでも飲んではいけないと自分の家族より持論を押し付けられ
自分の知識や考えを話したところ、人格否定までされてしまいました。結局は飲むことを許されなかったのですが、本当のところ、妊娠中や授乳中に飲んではいけない商品だということなんでしょうか?
0.00%でもからだに悪いから、胎児に悪いからというのであれば、何がからだに悪いから飲んではいけないのかを理解したいです。
引用:ヤフー知恵袋
ご家族が頭ごなしに否定してくるのであれば、無理して飲むものではありません。
無用のトラブルになってしまいますし、心配から出てくる言葉ですからね、無下にはしない方がよろしいでしょう。
おまけ:なぜノンアルは妊婦が飲んではダメとする説が流れるのか
ぶっちゃけ・・・
情報の錯綜だけです。
いい加減なネットの情報が多いからですね。
篠塚先生によると、ズバリ「避けたほうがいい」との回答。理由は「度数1%未満の低濃度であっても、アルコールが蓄積されると胎児や乳児に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。特に妊娠前期には、母体内で胎児が形成されるため、神経系の形成に影響するアルコールの摂取には十分に注意したほうがいいでしょう」との説明だ。しかし、「アルコール0.00%であれば、ノンアルコール飲料であっても摂取することに問題はない」とのこと。
引用:マイナビニュース
↑
「医師がダメって言ってる!!」と誤読してしまいそうです。
繰り返しですが、国内流通品に1%未満表記のノンアル商品は皆無です。
日本では、酒類にかかる税金を定める法律の関係で「アルコールを含む量が1%以上」の場合、アルコール飲料として定義しています。つまりアルコールの量が1%未満であれば、アルコールを含んでいても、ノンアルコール飲料として扱われます。
アルコールが完全に0のビールを飲んだ場合は、炭酸飲料水を飲んだのと同じなので、当然体へのアルコールの影響はありません。しかし、微量のアルコールを含むノンアルコール飲料を飲んだ場合は、薄めたビールを飲んだのと同じ影響があると考えられます。
一般的にノンアルコールはドライバーや妊婦さんでも飲めると考えられがちですが、実際はノンアルコールと言っても、0.9%や0.00%などの種類があります。引用:ガラガラ.com
↑
化石的な情報です。
確かに古くは国産のノンアル市場でも、そのような事実はありました。
ですが、現状の0.00%飲料は何十本飲もうが、アルコールが検知されるなどということはあり得ません。
雰囲気や味のせいで多少気分が高揚する可能性はありますが、飲酒運転になる訳もないし、二日酔いになる訳もありません。
こういった誤情報をうのみにしてしまうから、誤解が生まれてしまう訳ですね。
赤ちゃん専門サイトにもっともらしく書いてあったら信じてしまうのも仕方ないことだと思います。
情報配信者は、もっと責任もって配信すべきですね。
販売店のノンアル飲料の棚を片っ端からチェックしてこい、と言いたくなります(笑)
妊婦におすすめのノンアルコール飲料はコレ!
数あるノンアルコール飲料の中でも、妊娠中におすすめなものは・・・
ずばり!酔わないウメッシュです!
なぜか?
その理由は・・・
- 酸味料不使用
- 香料不使用
- 人工甘味料不使用
たからです!
添加物の気になる妊娠時期でも安心して飲めるのは非常に嬉しいですよね^^
アルコールが妊娠中にダメな理由
胎児や赤ちゃんというのは、身体の中の様々な機能が未発達な状態です。
その一つが『消化・分解機能』です。
妊娠中や授乳中にお母さんがアルコールを摂取すると、胎児や赤ちゃんは栄養と一緒にアルコールを摂取してしまいます。
分解機能が未発達な赤ちゃんがアルコールを摂取してしまった場合、アルコールがなかなか分解されずに体内に長時間残り続けることが考えられます。
この場合赤ちゃんにどんな影響が出るのかはよく分かっていません。
もしかしたら大した影響はないのかもしれません。
しかし幼い子どもの体質は大人よりも個人差が大きく、大事に至ってしまう可能性は決して否定できません。
また体格が大人よりもはるかに小さいため、大人にとって極少量のアルコールでも、赤ちゃんにとっては大量のアルコールとなってしまいます。
はっきりしたことは分かってないけど、悪い影響が出る可能性が高いため、妊娠中、授乳中のアルコールは控えたほうがいいと言われているのです。
まとめ
国内メーカーならノンアルコール飲料は妊娠中に妊婦が飲んでも問題ありません。
赤ちゃんも酔っ払いません。
飲み方や、一緒に食べるおつまみには注意が必要かなと思います。
気晴らし用に一本、なんてのは全く問題はないのですね。