「酒太り」や「ビール腹」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
特に30代ぐらいの人は「最近、お腹が出てきたなぁ」と気になっている人が多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人です(笑)
アルコールと言うと太る印象が強いのですが・・・
ノンアルコール飲料の場合はどうなのか気になる人は多いのではないでしょうか?
- 「アルコールは入ってないけど、甘いカクテルやチューハイ系なんかは太りやすいんじゃ?」
- 「ビールと同じような成分が肝臓に悪いのでは?」
なんて思っている方も多いかと思います。
実際にはどうなのでしょうか。
見ていきましょう。
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ノンアルコールビールは不健康で体に悪い?
どうにも健康に悪影響が出るとする噂が多いようですが・・・
基本的には無根拠だと言って良いでしょう。
アルコールが入っていないわけですから、アルコールのようなダメージを与えることはありません。
もし、体に悪いとする理由を挙げるのであれば、添加物や甘味料でしょう。
この原因は、食品添加物が多く含まれていることにあります。
安い缶チューハイは、原価の安い酸味料や香料といった食品添加物を多く使って味をととのえていることがあります。
食品添加物が体内に入ると、アルコールだけでなく食品添加物も肝臓に流れ込みます。
すると、肝臓はアルコールと食品添加物の両方を分解しようと働きます。
つまり、肝臓にかかる負担が増えて、アルコールと食品添加物の両方を分解しなければならないため、アルコールの分解にかかる時間が増えてしまうのです。
麦芽由来のノンアルコールビールも多くありますが、中には添加物バリバリのノンアルコールビールも多くあります。
とはいえ、現代の食生活において、食品添加物や人工甘味料は、至る所で使われています。
国による安全検査も通ったものです。
物凄く個人的な意見ですが・・・
あまりに多くの添加物を摂取し過ぎなければ、そこまで人体には悪影響は出ないんじゃないかな、と思っています。
過剰なオーガニック生活を目指そうとすると、外食も出来なければ自動販売機でジュースを買うこともままならなくなってしまいますからね。
ノンアルコール飲料は太るのか?
結論から言うと・・・
ノンアルコール飲料とアルコール飲料では、ノンアルコールの方が太らない飲み物と言えます。
ノンアルコール飲料は女性からの人気もあり、カクテルやチューハイなど甘いものが多い印象です。
ですが、最近のノンアルコールは、ゼロカロリーのものが多いため、アルコール飲料よりも太りにくいと言えます。
ゼロカロリー商品が多い理由
誰でも想像が付くとは思いますが、ゼロカロリーの方が売れるからです。
ひと昔前までは、「ノンアルコール」という商品力だけで売れていました。
そのうちに各社がノンアルコール飲料を発売し始め、差別化のための新たな商品力として、順次ゼロカロリーの商品が登場してきたのです。
まぁ今ではコレもお馴染みになってしまい、差別化が出来ていませんけどね。
最近では新たな商品力を高めるアイテムとして、トクホのノンアルコール飲料なんかも出ています。
ちなみに普通のアルコール入りの酎ハイやカクテルだと、ゼロカロリーにはできません。
アルコール自体にカロリーがある為ですね。
アルコールが含まれている以上、ゼロカロリーは不可能なのです。
糖質、プリン体ゼロのアルコール飲料はありますが、カロリーゼロの商品がないのはそのためです。
ですから、アルコール飲料よりもノンアルコールの方が太りにくい飲み物であると言えるのです。
ただ一つ注意が必要なのは、ゼロカロリーといっても、完全にゼロというわけではありません。
飲料の場合、カロリーを含めた栄養成分表示は「100mLあたり」のものを表示しています。
そして四捨五入して表示することができるので、0kcalは「100mLあたり0.5kcal未満」という意味です。
多くのノンアルコール飲料が、350mL缶だと思うので、実際には数kcalは含まれているということになります。
まぁ、それでも無視できるレベルですけどね。
ノンアルをいっぱい飲んでも太らない!だけど・・・
ノンアルコールをたくさん飲むこと自体は、ゼロカロリーなので、同じ量のアルコール飲料を飲むよりも太りません。
ただしノンアルコールでも飲み過ぎると太りやすいです。
なぜなら・・・つまみも一緒に食べますよね?
ノンアルコールのカクテルやチューハイ、ビールは炭酸飲料です。
そして炭酸飲料には食欲増進効果があります。
ノンアルコールカクテルを飲むついでに、どんどんどんどん、つまみ食べていませんか?
それは太る原因に繋がります。
実は、お酒を飲んで太る原因も、つまみが大きな原因と言われています。
先述の通りアルコール成分にもカロリーがありますが、アルコール成分のカロリーは身体に蓄積しないと言われています。
つまりアルコール自体は脂肪にならず、お酒の飲み過ぎで太るのは、つまみが脂肪になっているということです。
ちなみに、なぜアルコールのカロリーが蓄積しないかと言うと、人の身体は摂取したアルコールのカロリーを優先的に消費するからです。
そのせいで、つまみの分のカロリー消費ができずにつまみが脂肪になっていきます。
食べ物にはエネルギーとして消費しやすいものと、そうでないものがあります。
かと言って、つまみ抜きでアルコールばっかり飲むのは大丈夫かと言うと、そうではありません。
肝臓に負担がかかり、肝機能障害の原因になってしまいます。
ただしノンアルコールの場合には、飲み過ぎても肝臓への負担はありませんけどね。
単純にノンアルによる食欲増進効果で「つまみを食べ過ぎないように注意」ってことです。
まとめ
ノンアルコールだからと言って、全く太らない!!という訳ではありません。
一緒に頂く食事には注意が必要、ということですね。
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