世界的に流行しているロゼワイン。
ファッショナブルに気軽に楽しめるものの……。
なにせ世界中で造られています。
何が美味しいのか、どれくらいが一般的な値段なのかも、よくわからないところ。
さらに造っている国、産地によって味わいが変わってくるのも魅力です。
そこで今回は「コスパに優れた人気ブランド」を、「国別」でご紹介したいと思います♪
ランキング形式になっていますが、独断も入っているのでご了承下さい(^_^;)
ロゼワインって、そもそもどんなワインなの?
という人はコチラの記事を参考にして下さいね。
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ロゼワインの作り方|赤や白との違いはどこに?
ハロウィンなど、パーティに持っていくと喜ばれますよ~♪
これからロゼワインを楽しみたい人も、ぜひ!
というわけで、
安い!美味い!ロゼワインおすすめ人気国別コスパランキングまとめ
をお届けします。
ロゼの価格帯はどれくらい?
ワインの商品名について
ではお待たせしました♪
産地別の独自ランキングへ行きましょう!
今回はコスパに優れ、手が届きやすい価格のものをピックアップしています。
自宅用に欠かせないリーズナブルさ!『チリ産』ベスト3
ヨーロッパ以外でもワイン造りは盛んです。
チリ、オーストラリア、カリフォルニアなども有名な産地で『ニューワールド』と言われています。
地域によって、ブドウが育つ気候は違いますし、醸造方法もまた変わってきます。
特にチリワインは、ニューワールドの中でも、低価格でありながら本格的な味わいが出せることを広めたもの。
日本人にも馴染みが深いですよね。
コスパの良さは折り紙付き。
【コスパ最強説】も唱えられているようです。
チリワインはしっかりとした味わいが出やすいのが特徴です。
ブドウを一種類だけ使うことも多く、ブドウによる味の違いも楽しめるでしょう♪
第3位:バルディビエソ ブリュット ロゼ
コンテストで受賞歴を持つ、スパークリング・ロゼです。
『バルディビエソ』は南アメリカで、最初にスパークリング・ワインを生産した醸造所。
名門です!
グラスに注ぐと、フランボワーズを思わせる淡い色合いも魅力♪
赤いフルーツ系のフレッシュな香りが楽しめます。
ほんのりした甘さに、タンニンの渋味もあって、しっかりとした味わい。
きめが細かい泡と酸味で、爽快さも堪能できます。
肉料理や、味が濃い料理との相性が良く、8度前後の温度が飲み頃とされています。
- 価格帯(750ml):1,000円前後
- ブドウ品種:ピノ・ノワール、シャルドネ
- アルコール度数:12%
- 生産地域:チリ(セントラル・ヴァレー)
第2位:コノスル ピノ・ノワール ロゼ ビシクレタ(ヴァラエタル)
革新的であることを理念とした「コノスル」社。
チリでは第2位の輸出量を誇る一大ブランドです。
「ピノ・ノワール」のみを使い、イチゴを思わせるような香りを放つのが特徴。
優しい甘さが広がって、後味はサッパリした辛口です♪
ワインが苦手な人も、このロゼなら楽しめるかも?
カルパッチョや、ブイヤベースといった料理が合います。
カツオのたたきとも相性がいいのだとか♪
冷やし気味にするとキリッと爽快に味わえるでしょう。
ちなみにビシクレタは、ヴァラエタルワインと呼ばれるもの。
ラベルにブドウの品種を記載したワインです。
基準を満たすと、ラベルにブドウの品種を載せられます。
※すべての国に設けられているものではありません。
- 価格帯:700円台が多い
- ブドウ品種:ピノ・ノワール
- アルコール度数:13%
- 生産地域:チリ(ビオビオヴァレー)
第1位:サンタ・ヘレナ アルパカ ロゼ
チリワインを海外に広めた先駆者といっても過言ではない「サンタ・ヘレナ」社。
そのワインは世界52カ国以上で愛飲されています。
動物の「アルパカ」のシルエットが可愛いボトル♪
このアルパカシリーズは、ロゼを含めて4種類あり、手軽で本格的な味わいを実現しています。
通称「チリカベ」と言われる、チリで栽培された「カベルネ・ソーヴィニヨン」を使用。
フレッシュで、いきいきとした酸味で辛口に仕上げています。
リピーターが多いのも頷ける・・・
ワンコイン並の価格!!
鮮やかな色は、紅葉の季節にもぴったり。
チリカベ100%をロゼで味わってみて下さい♪
なお同社の同名ロゼで、アサヒビールが取り扱っているものもあります。
淡い色合いで、3品種のブドウで造られたものです。
カワイイですよ!
魚介類を使った料理、鶏料理に合います。
とてもリーズナブルなので、気に入ったならまとめ買いもアリです。
- 価格帯:500円~600円台
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
- アルコール度数:12.5%
- 生産地域:チリ(セントラル・ヴァレー)
「ハレの日」を演出!『スペインとイタリア産』ベスト3
地中海沿岸の地域のロゼワインも評判が高いです♪
スペインとイタリアのワインは、ファッショナブルで、華やかさに溢れています。
スペイン産のロゼは、暑い時期にピッタリ。
爽快さを求めるときにも良いですね!
料理との相性も良く、色も綺麗なのがスペイン産の特徴です。
ひと昔前は、品質の良くないブドウを使ってロゼを造った時代もありました。
で・す・が。
ロゼ造りに力を入れ始めてから大きく変わりました。
悪いイメージを払拭するように、評判も高まりつつあります。
エレガントでいて繊細。
それでいてブドウの特徴も表れています。
イタリアはブーツのような形をしていますよね。
その地形と気候から、多様な味わいのワインができるのが魅力です。
イタリアの中でも産地が変わると、味わいはガラリと変わります。
イタリア産のロゼを飲み比べるのも楽しいですね♪
ちなみに、スペインとイタリアでは、それぞれロゼワインの呼称が変わります。
スペインではロゼか「ロサード(Rosado)」。
イタリアでは「ロザート(Rosato)」と表記されます。
第3位:※終売ボン・シャンス ロゼ・スイート
スペインのスパークリングなロゼです。
ワイナリーは「ボデガス・ロペス・モレナス」。
設立当初は規模の小さな醸造所(ボデガ)でした。
伝統的な方法でワインを造り続け、町から州へと広がり、有名なワイナリーに。
「ボン・シャンス」は、そのロペス・モレナスが手がけている、スパークリングワインです。
とてもコスパが良いことで知られています♪
かわいらしいラズベリーピンクの色合い。
赤い色の果実を思わせる芳醇な香りと、フルーティな味わいが楽しめる甘口です。
のど越しは繊細な泡で爽快に。
前菜やピザに良く合うので、気軽な集まりにも良いですね♪
一本の単価が安いので、セット売りしているサイトも多いです。
大勢が集まる場でも良く飲まれています。
8度程度に冷やして飲むと良さそうです。
- 価格帯:600円~700円台
- ブドウ品種:モスカテル
- アルコール度数:7%
- 生産地域:スペイン
第2位:ヴィーニャ・エスメラルダ ロゼ
スペイン産のロゼです。
140年以上の歴史を持つワイナリー「トレース」
スペインワインを牽引し、革新的なワイン造りにも取り組む、有名な会社です。
口当たりはとても爽快で、軽やか。
柑橘系の風味が余韻として続きます。
フルーティな香りとフレッシュな味わいは、初心者にもおすすめ!
ヴィーニャ・エスメラルダは「エメラルド色のワイン」の意味があります。
夕日に輝く地中海をイメージしているのだとか。
バカンス気分を味わいましょう♪
お魚のお刺身から、軽めのお肉料理、中華料理にも合います。
なおコルク栓ではなく、スクリューキャップを使用しています。
- 価格帯:1,400円~
- ブドウ品種:ガルナッチャ(フランスではグルナッシュ)
- アルコール度数:7%
- 生産地域:スペイン(カタルーニャ)
第1位:サンタ・クリスティーナ・ロザート
イタリア産のロゼ(ロザート)です。
「サンタ・クリスティーナ」は、1946年から赤ワインを造り続けています。
イタリア人のみならず、世界中のワイン好きから愛されるメーカーです。
2009年に白とロゼが加わりました。
なお、サンタ・クリスティーナの母体となっている「アンティノリ」もすごい会社です。
その歴史は古く、14世紀から始まっています。
フィレンツェの偉大なメーカーであり、世界的な名門として知られています。
チェリーを思わせる色合いは、味わいにも反映されています。
ラズベリーやイチゴといった赤系の果物を思わせる濃厚さ。
芳醇な香りが広がります。
口当たりは柔らかく、酸味も効いて、フレッシュな後味へ。
かわいらしい色合いに、テンションも上がる女子も多いでしょう♪
パーティにも良く使われ、明るく華やかな雰囲気を演出してくれます。
アスパラガスやジャガイモ、牛肉や卵を使った料理とも相性がいいです。
冷やしても美味しいですが、香りを楽しみたいなら10~15度くらいも試してみましょう、
- 価格帯:1,400円台~1,600円台
- ブドウ品種:サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー
- アルコール度数:11%
- 生産地域:イタリア(トスカーナ)
親しい人と特別な日を過ごそう♪『フランス産』ベスト3
フランスで造られているロゼも、リーズナブルなものがありますが……。
ちょっと気張ったお値段のものから、チョイスしてみました。
やっぱり日本人として、「フランスのワイン」のイメージは偉大です(笑)
パーティも楽しいですが、親しい人とゆっくり過ごす時間もいいですよね♪
味わいはもちろん、話題性にも富んだ3銘柄です。
第3位:ミラヴァル・ロゼ
商品名の説明で、例として取り上げたロゼワインです。
とても有名なロゼなので、知っている人もいるでしょう。
「ミラヴァル」は、あのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、2008年に購入した南フランスのワイナリーです。
もちろんこの二人の知名度から、ミラヴァルが有名になった面はあります。
2013年に初リリースされた時から、今もなお注目を集める理由は……。
二人が離婚したせいではありません(爆)
いわゆる「セレブによる」ワインメーカーではなく、【真の】ワインメーカーとして評判が高いからなんです!
ミラヴァルでワイン造りを任されているペランファミリーは、ワイン造りの名手。
そこから生まれたワインは、5つ星の評価を受けるほど。
そんなミラヴァルのロゼは、淡いアプリコットのような色合い。
ベリー系やシトラスなどの果実味があり、花のような匂いを感じられる香り。
きれいな酸味と、ほんのり塩気もあるミネラルが余韻として長く残ります。
いろいろな料理に合うのも嬉しいポイント。
トマトやハーブをたっぷり使った料理はもちろん、和食との相性も抜群。
チャーミングでありながら、気品も漂うボトルの形もいいですね♪
贈答用としても人気が高いロゼです。
プレゼントの場合は箱付きで売っているものがおすすめ。
- 価格帯:2,700円台~3,600円台
- ブドウ品種:サンソー、グルナッシュ、シラー、ロール
- アルコール度数:12.5%
- 生産地域:フランス(プロヴァンス/AOCコート・プロヴァンス)
第2位:サクラ・ブルゴーニュ・ロゼ
ラベルに描かれた桜、「Sakura」の名前、桜色のロゼワイン。
桜づくしのこのロゼは、フランスの地から日本へ、『桜に込められた想い』を届けるために造られました。
というのも、ドメーヌ・シュヴロのオーナーである、パヴロさんの奥様が日本人。
「美しい桜色をしたロゼワインを飲むことが出来れば、どんなに素敵なことだろう」
奥様がパヴロさんに、そう打ち明けたところ・・・
「すぐにこの思いを日本の皆様にお届けしよう!」
と、快諾したところから始まったそう。
ブルゴーニュのロゼは、セニエ法という製法を用いるものが多いのですが……。
ドメーヌ・シュヴロは『ロゼのためのロゼ』を理念としています。
ロゼ造りに適した土壌を選び、適したブドウを適した醸造で、と造り込みます。
その丁寧な作業を賞賛する声も高く、注目を集めているドメーヌです。
「サクラ」は、ピノ・ノワールだけを使ったロゼです。
柑橘系の果物や、キャラメルに似たかぐわしい香りも。
イチゴやチェリーのような芳醇さで、凝縮された果実味があります。
フレッシュさも味わえる一品です。
お花見のお供としてはもちろんですが、プレゼントとしても人気があります。
春の到来を待つように、楽しんでもいいと思いますよ♪
日本を意識した造りなので、アジアの料理、特に和食との相性はぴったり。
「ミラヴァル ロゼ」より順位を上げたのは、パヴロさんの粋な計らいに感動したからです(笑)
- 価格帯:2,600円台~3,000円
- ブドウ品種:ピノ・ノワール
- アルコール度数:12.5%
- 生産地域:フランス(ブルゴーニュ)
第1位:バンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン
【キング・オブ・ロゼ】と呼ばれる程に有名で、品質の高いロゼです。
南フランスのロゼであり、フランスを代表するロゼワイン。
ラベルの真ん中に「ドメーヌ・オット★」の名前が光っています。
オットは100年以上の歴史を持つドメーヌです。
現在は3つのワイナリーを持ち、そこから生産される60%は国内で消費されるほどの人気。
「パンドール・ロゼ」はそんなドメーヌ・オットの看板。
パリの高級ホテルや、レストランからの信頼も厚いワインです。
パンドール・ロゼを造っているシャトー「ロマサン」は、
『よいワインを造るための仕事の90%は畑での仕事』
を掲げ、とても丁寧に畑の手入れを行っています。
醸造もデリケートに進めて、『一番美味しいブドウの果汁だけを取り出す』というこだわりも。
グレープフルーツやアプリコット、オレンジといった柑橘系の果物に似た香り。
はちみつのような甘さと、スパイシーさがあります。
柔らかく滑らかな口当たりで、豊富なミネラルを含み、コクも感じられるロゼです。
様々な料理とも相性が良いので、レストランから支持されるのも頷けますね。
プロヴァンスの人のように、魚のグリルや、オリーブオイルのサラダと楽しんでもいいでしょう♪
フライドチキンや焼き鳥といった、お手軽なものにも合うようです……が。
とても雰囲気のあるロゼです。
シンプルな料理でも、添え物や器で工夫したいところ。
ゆったり過ごせる空間で、リラックスしながら楽しみたいですね!
- 価格帯:3,800円~4,000円
- ブドウ品種:ムールヴェードル、サンソー、グルナッシュ
- アルコール度数:不明
- 生産地域:フランス(プロヴァンス)
おわりに
今回はほんの触りといった感じの紹介ですが、目を惹くものがありましたか?
本当に色んな国で造られているので、興味があったらワインの検索サイトも使ってみて下さい。
何種類かをセットにした、飲み比べ用のものも通販で買えますよ!
値段が高めのものでも、ハーフボトルのサイズで売っていることもあります。
プレゼントする前に試飲してみてもイイですねー♪
結果的に、自分用にフルボトルを買っても、それはそれで、ね(笑)