食前酒は18世紀~19世紀頃にフランスやイタリアで生まれた習慣。
その言葉の通り、食前酒は食事の前に飲むお酒のことです。
シャンパン、スパークリングワイン、ビール、カクテルなどが食前酒の定番です。
>>>食前酒におすすめのお酒まとめ|お店でも自宅でも楽しもう!
現代でも、フランスをはじめとした欧米諸国において食前酒は日常生活に欠かせない存在です。
フランスで行われたある調査によると・・・
9割以上もの人が週に1度は食前酒の時間を設けているとのこと。
しかし、日本では欧米ほど食前酒がメジャーな存在ではありませんよね。
ここでは日本ではあまり知られていない食前酒の意味や効果について詳しく見ていきます。
ということで、
食前酒の意味と効果|正しい飲み方で楽しいひとときを
をお送りします。
食前酒の意味
食前酒という言葉はフランス語の「アペリティフ」を翻訳したものです。
アペリティフは「食欲をそそる」という意味があり、ラテン語で開くという意味を持つ「aperire」が語源と言われています。
また、中国語では食前酒は「開胃酒」と呼ばれています。
ちなみに、フランス語のアペリティフの意味は日本語の食前酒より広い意味があります。
フランス語のアペリティフには
- 食事の前にみんなで集まって楽しむ飲み物やおつまみ。
- 食前のひとときやおしゃべりを楽しむ時間。
といった意味があり、ここで言う飲み物はアルコール以外の飲み物も含みます。
フランス語のアペリティフは「皆で楽しむ食前の素敵なひと時」という意味合いが強い言葉です。
日本語の食前酒というと、ただ食事の前に飲むお酒というニュアンスしか感じられませんよね・・・
食前酒の効果
食前酒の効果は二つ。
- 食欲増進
- 雰囲気を盛り上げる
詳しく見ていきましょう。
1.主な効果は食欲増進
食前酒は胃の働きを活発にし、食欲を増進させます。
少量のアルコールが胃の動きを刺激し、空腹感が増すことで食欲増進につながるのですね。
特に、スパークリングワインや梅酒などの酸味のあるお酒を食前酒として飲むと、より一層食欲増進の効果があると言われています。
夏場の食欲不振の時などに良いですね!
また、食前酒には唾液や胃液などの消化液の分泌を促し消化を良くする効果もあるとされています。
食前酒には色々と体に良い効果が期待できそうですね。
2.場の雰囲気を盛り上げる
ご存知の通り、食前酒には、
- 食事や場の雰囲気を盛り上げる。
- お酒を飲み交わすメンバーの会話を弾ませる。
といった効果もあります。
食事の前にシャンパンなどのおしゃれなお酒が出てきたら盛り上がりますよね。
それにアルコールを摂取すると、気分の高揚効果もあるので会話も弾みやすくなります。
食前酒を楽しむコツ
食前酒を楽しむコツは、お酒が飲めても飲めなくても食前酒の時間を大切にすること。
お酒が飲めない人はノンアルコール飲料を飲むなど、自分なりの方法で楽しめばOKです。
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また、食前酒と一緒におつまみを食べるのがおすすめです。
ちなみに、宅飲み用の美味しいおつまみはコンビニでも買えます。
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最後に、食前酒の飲みすぎには注意です。
酔っぱらったら料理の味が分からなくなりますし、食前の大量飲酒は胃へのダメージが大きいです。
お酒に弱い人は要注意ですよ・・・無理しないのが正解です。
まとめ
日本語で食前酒というと、単純に食事の前に飲むお酒のことを想像してしまいがちです。
ですが、もともと食前酒という習慣は「食事の前のひと時を楽しむ」という精神のあらわれです。
働きすぎと言われている日本人は、フランス人ほど食前酒を楽しむ時間的余裕はないかもしれません。
とはいえ、たまにはゆっくり食前酒を楽しみたいものですね!