「獺祭」と一言にいっても、かなり種類がありますよね。
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獺祭種類
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特に、精米歩合「50・39・23」は、比較的手に入りやすい部類ではあるものの・・・紛らわしい部分です。
- どの精米歩合が一番人気なの?
- 種類がありすぎて、どの獺祭を選べばいいかわからない!
という方は少なくないでしょう。
そこで今回は、精米歩合による味の違いを説明し、獺祭が選びやすくなるヒントを紹介します!
※2019年3月獺祭50は獺祭45へ変更されました
厳密にいうと、ものが違いますが・・・
3月18日から精米歩合を5%削った、獺祭45へと変更がありました。
2019年4月1日より、獺祭50の精米歩合を5%下げて、獺祭45に変更いたします。
精米歩合23%、39%、50%とある獺祭シリーズの中で、獺祭50は気軽に飲めるスタンダードなお酒で、一般的な酒蔵でいう普通酒の様な存在です。 ですが、気軽なお酒だから品質はそれなりで良い、安定した品質のものを効率的に作ろう、とは私たちは思っていません。
お客様に口にして頂く機会が一番多い獺祭だからこそ、昨日より少しでも美味しく、私たちの理想とする味わいに少しでも近づけたいと思っています。そのための手段として、今回さらに5%磨く事を決断しました。5%違うことで、味わいの繊細さ、きれいさがはっきりと増しています。
この変更は、私どもの規模が小さいうちは、製造原価が吸収しきれず、現実的に不可能でした。年間35000石以上の純米大吟醸を作り、精米歩合分を吸収できる今だからこそできる変更と考えております。
獺祭45を引き続きご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。
引用:獺祭50を獺祭45に変更いたします。
精米歩合50%・39%・23%どれが美味しいの?
獺祭には精米歩合によって、三つの種類があります。
>>>精米歩合とは
これらは一体どれが一番おいしいのでしょうか?
- やっぱり一番高級な2割3分?
- 50は安っぽい?
いえいえ、そんなこともないんですよ。
その特徴や価格をまとめて紹介していきます。
獺祭 純米大吟醸50(50%)の特徴と価格
獺祭で一番良く飲まれている人気銘柄です!
最もスタンダードな商品で、価格面でも比較的手に取りやすいのがうれしいポイントですね。
- フレッシュな香り
- マスカットのような果実感を感じる味
- やわらかい口当たり
と評価されています。
実は、他の精米歩合の獺祭も試した上で、「やっぱり50が一番!」という人もいるんですよ。
獺祭に挑戦してみたい!と考えている人におすすめです!
- 商品名:獺祭 純米大吟醸50
- 価格:720ml/1,500円~
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分(39%)の特徴と価格
ここは実に大事なポイントなのですが・・・
実は精米歩合50%で、大吟醸という最高級のお酒を名乗れます。
そのため、精米歩合39%と言うと、品評会に出すレベルなんです。
実際に飲んだ人の感想を聞いてみると、
- 華やかな香り
- 蜂蜜のようなきれいな甘み
- 飲んだ後長く続く余韻
といったコメントが聞かれます。
獺祭ブランドの中ではミドルクラスの商品です。
50と比較すると価格は1.5倍ほど高くなりますが、ちょっと良いことがあったときに奮発してみてはいかがでしょうか。
- 商品名:獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
- 価格:720ml/2,400円~
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分(23%)の特徴と価格
日本最高峰の磨きを実現している商品です。
日本酒の中では、50%でさえ磨き具合が高いとされているのに、さらにその半分以下の23%にまで削るって、相当すごいですよね。
ちなみに、はじめて二割三分の日本酒を実現したときは、7日間(都合168時間)かかったとか。
今でも、この精米時間はほとんど変わらないそうです・・・
かなりの手間をかけて作りこまれていることがわかりますね。
- 雑味のないクリアな味わい
- 飲み干した後も香りが口に残る
- 二口、三口と飲み進めるうちに美味しさが増す
といったコメントが多いです。
とはいえ、お値段もかなりお高め・・・
なんと、精米歩合50の「3倍以上」もするんです。
しかし、高いお金を支払ってでも、この味を楽しみたいと考えている人が多いと思うと・・・、一度試してみたいものです。
精米歩合23%の日本酒を飲めるなんて愛好家には夢見たいな話ですよ~
引用:yahoo知恵袋
特別な日に、ちまちま時間をかけて飲むお酒に選びたいですね!
お酒好きなご両親や、旦那様へのプレゼントとしてもおすすめですよ。
- 商品名:獺祭 純米代吟醸 磨き二割三分
- 価格:720ml/5,100円~
獺祭を超える獺祭 磨きその先へ
ちなみに、二割三分を超える獺祭も存在します。
2014年に、オバマ大統領来日時にプレゼントされた、日本が誇る最高の日本酒です。
>>>獺祭が人気になったきっかけはエヴァンゲリオンのミサトさん!安倍総理とユニクロも・・・
精米歩合はなんと非公開・・・
この秘密のベールに包まれた感じがなんとも興味をそそります。
価格は驚きの3万円越え!
桁数間違えではありません。
二度見しました・・・
これ、十四代や而今のようなプレミア価格ではありません。
定価でコレです(笑)
簡単に手を伸ばせる価格ではありませんが、人生の節目のプレゼントに選びたいですね。
還暦祝いや、退職祝いにピッタリです。
人生を振り返りながら、ゆっくりと味わいたいですね。
- 商品名:獺祭 磨き その先へ
- 価格:720ml/32,400円~
獺祭を超える獺祭 遠心分離
さすがに「磨きその先へ」ほどではありませんが・・・
獺祭には「遠心分離」という種類があります。
その名の通り、遠心分離機を使って作られる種類ですね。
その製造コストから酒蔵でも導入していることは稀な機械です。
その分、磨き具合は同じでも、割増の価格になってしまっています。
ただし、その分、雑味が少なく日本酒が本来持つ香りや味を壊すことなく表現されていると評判です。
気になった方はこちらもあわせてチェックしてみては?
- 商品名:獺祭 磨き 三割九分
- 価格:720ml/4500円~
- 商品名:獺祭 磨き 二割三分
- 価格:720ml/8100円~
まとめ
獺祭の「50・39・23」について、最後にもう一度違いをまとめておきましょう。
- コストを抑えて獺祭に挑戦したい方・一番売れている獺祭を飲みたい方は「50」
- 普段50を楽しんでいて、さらに上位の獺祭を楽しみたい方は「39」
- 特別な日に時間をかけて飲みたい方・いい日本酒を大切な人にプレゼントしたい方は「23」
- 日本酒好きの方が人生の節目に用意するなら「その先へ」や「遠心分離」
といったところです。
もし選ぶのに迷ってしまったら・・・
飲み比べセットがおすすめです(笑)