皆さんが好きなビールはどこのメーカーのビールですか?
今回は、5大ビールメーカーの売上ランキング(2018年度)を調査しました。
ちなみに、日本にある著名な5大ビールメーカーは以下の通りです。
5大ビールメーカー
- アサヒ
- キリン
- サッポロ
- サントリー
- オリオンビール
恵比寿を数えたくなりますが、実は、ヱビスはサッポロのビールブランドの一つで、メーカー名ではありません。
正解はヱビスではなく、沖縄のオリオンビールです。
意外ですよね。
これら5大ビールメーカーの売上シェアをまとめていきたいと思います!
※本ランキングは、各メーカーの2018年(1月~12月)ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)の出荷量から決定しています。
第5位:オリオンビールの売上シェア
- ビール類出荷量:約19万キロリットル(推定)
- 売上高:283億円
オリオンビールは沖縄が誇るビールメーカーです。
もともとは地ビール的な位置づけだったビールが、日本の5大メーカーの一つにまで成長しました。
素晴らしい成長ですよね。
しかし残念なことに、数量/売り上げともに他4社から大きく離されていて、国内シェアは1%にも満たないと言われています。。。
ですが!
沖縄県内でのシェアは脅威の50%越えと言われています。
オリオンドラフトが有名な銘柄で、オリオンドラフトのことをオリオンビールと呼ぶ人は少なくありません。
※ちなみに上の画像はアサヒが販売しているものです。
※沖縄県外のオリオンはアサヒが販売し、沖縄県内のアサヒスーパードライはオリオンビールが製造しています。
第4位:サッポロビールの売上シェア
- ビール類出荷量:約56万キロリットル
- 売上高:2508億円(酒類セグメント)
第5位は沖縄でしたが、第4位は真逆に位置する北海道のサッポロビールです。
☆のマークで御馴染みですね!
出荷数量から計算した国内シェアは11.4%です。
サッポロビールでは、大きい☆マークが目印のサッポロ黒ラベルや、ヱビスビールが有名です。
ヱビスはYEBISUと表記されていますが、かつて「YE」を「エ」と読んだ名残と言われています。
(他にもEBISUだと、海外で卑猥な意味になるからという噂もありますが・・・)
これは日本円を「YEN」と表記するのと同じ感覚ですね。
かつては江戸のことを「YEDO」と表記していたこともあったそうです。
第3位:サントリービールの売上シェア
- ビール類出荷量約:88万キロリットル
- 売上高:1兆0159億円(酒類セグメント)
第3位はサントリービールです。
出荷量から計算したシェアは16%です。
ちなみに出荷量ですが、○○万リットルと言われても、イメージがつきにくいですよね。
ここでお馴染『東京ドーム』に登場してもらいましょう。
東京ドームの体積は、約124万キロリットルと言われています。
ですから、90万キロリットルとすると、東京ドームの2/3という膨大な量になる訳ですね。
すごい、としか言えません。
銘柄としては、金麦やプレミアムモルツが有名ですね。
第2位:キリンビールの売上シェア
- ビール類出荷量:約171万キロリットル
- 売上高:11532億円(※飲料セグメント全体)
あえなく2位となってしまったのはキリンビールです。
ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンルの合計)の出荷量では2位ですが、発泡酒単独に限れば1位です。
(発泡酒シェアは圧巻の66.5%!)
ビール類計の国内シェアは34.4%にも昇ります。
銘柄では、一番搾りやキリン淡麗生が有名ですね。
一番搾りのリニューアルや、新ジャンルの本麒麟がメガヒットしています。
・・・飲もう飲もうと思いつつ、本麒麟はまだ飲んだことないなぁ。
第1位:アサヒビールの売上シェア
- ビール類出荷量:約186万キロリットル
- 売上高:8893億円(酒類セグメント)
ビールシェア第1位はアサヒビールです。
脅威の出荷量は、なんと東京ドーム1.5個分以上です。
ビールだけの出荷量でも130万リットルで、東京ドームの体積よりも多いです。
国内シェアは37.4%にも上ります。
アサヒスーパードライが有名で、スーパードライブランドのものが売上の大半を占めています。
他にもクリアアサヒや、スタイルフリーなども有名ですね。
まとめ
普段飲んでいる商品のビールメーカーは何位でしたか?
いずれのメーカーのビールもそれぞれ特徴があって、それぞれ美味しいものです。
順位にこだわらず自分の好みにあったものが一番ですよね。
今回の売上シェアランキングの話を、酒の肴にして、おいしいビールを飲んでもらえたら幸いです。
※各データはメーカー発行の決算情報、セグメント情報から抽出。
オリオンビールに関しては出荷量の情報がなかったため、全体の出荷量から他4社の出荷量合計を引いて算出。