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ビール注ぎ方のマナー|泡だらけにならない為のコツまとめ

ビール 注ぎ方 マナー 泡 コツ

学生時代とは違って、社会人になると上司やお客さんなど、上の立場の人と飲む機会が嫌でも増えてきます。

そんな時に注意したいのが「酒の席でのマナー」です。

今回はその中でも、「ビールのマナー」に注目してお伝えしたいと思います。

ビールをうまく注ぎつつ、マナーを守るにはどうしたら良いのでしょうか。

パターン別にまとめましたので詳しく見ていきましょう。

 

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瓶ビールでの乾杯はお酌がめんどくさい!なんで生ジョッキじゃないの?

ファーストドリンクの注文で「じゃあ生以外の人ー?」と幹事さんが取り仕切ってくれることがありますよね。

しかし人数が少なければいいのですが、大人数の飲み会や宴会の場合・・・

生ビールを作るのに時間がかかってしまうため、最初の一杯と最後の一杯では、かなりのタイムラグがでてしまいます。

当然、最初の一杯が来たからといって乾杯をする前に飲み始めることはないですよね。

そうするとどうなるか?

おいしくビールを飲むために最も大事な泡が消えてしまうのです。

ぬるくもなってしまいますね。

なので、宴席ではグラスが用意され、瓶ビールでの乾杯が常なのです。

店側も大量のジョッキを作るより、瓶ビールでお客自身にやってもらう方が楽ですからね。

冠婚葬祭の席などでもそうです。

結婚式や葬式の時に生で乾杯/献杯することはありません。

 

瓶ビールをうまくお酌するマナーと注ぎ方のコツ3つ

そうなってくると必要になるのが・・・

お酌です。

酒の席では、下の立場の人が上の人にお酌をするというのが一般的です。

そしてこのお酌にも、ちょっとした「御作法」があります。

これだけは覚えておけというポイントは3つ。

注意ポイント

  1. 両手で注ぐ
  2. ラベルを上に
  3. 泡だらけ/こぼれるのを防ぐ

新社会人の人はこれだけは覚えておきましょう!

1.両手で注ぐ

片手にマイグラスやタバコを持ったまま、お酌をしようとする人がたまにいます。

ですが、これは、上の立場の人にこのようなお酌の仕方をするのはかなり失礼な行為です。

片手でビールを注ぐ姿は横柄で乱暴にも見えてしまいますからね。

これをやって良いのは、友達や同期、後輩など、自分と序列が同じか下の人間に対してだけ。

両手でしっかりと持つ必要はありませんが、ビール瓶を持っていない反対の手も軽く添えることは忘れないようにしましょう。

2.ラベルを上に

わりと意味の判らないことですが(笑)

これを気にされる方はたま~にいます。

お酌をする際には「ラベルが上を向く(銘柄が見える)ようにして注ぐ」というのが一般的なマナーです。

私も居酒屋で働いている時に、瓶ビールを提供する際に適当に机に置いたら、堅気ではない職業っぽいお客様から「にいちゃん、ラベルが見えるように置いてや」と、優しく注意されたことがあります。

3.泡だらけ/こぼれるのを防ぐ

最も多い失敗は泡があふれる/泡だらけになってしまうことですね。

こぼれたら最悪ですし、「おっととと」と急いで飲ませてしまうのもよろしくないです。

また下手くそだと、ついつい泡だらけで、残ったビールが、ちょぴっとしかないなんて事態も。

コツは、とにかくゆっくりと丁寧に注ぐこと。

慣れないうちは、こう意識してもついつい泡が出過ぎてしまうものです。

丁寧過ぎて悪いということはありませんので、意識していきましょう。

 

本当は、最初の3割程度を傾いた状態で注ぎ、段々とグラスを起こしていくと、うまく注げるのですが・・・

自分のものを手酌する時はできますが、こればっかりは相手があることです。

グラスを垂直に立てた状態で差し出してくる相手には、特に要注意ですよ。

手酌とは

宴席で、自分で自分のグラスに注ぐこと。

誰も気にかけてなかったことの裏返しなので、目上の人にやらせてしまうと失礼にあたります。

もし後から気付いてしまった場合には、「あぁ、気付きませんですみません!」とお声がけすることで和らげることが可能です。

「あぁもう気にしないでいいよ、あとは手酌で!」という言質が取れればこっちのもの。

全く気にかけないのはダメですが、ある程度は許容してくださっていることになります。

このように瓶ビールはお酌がやたらと面倒なので、ビール党がいないと楽なんですよね。

乾杯だけビールで、さっさと別のお酒になってくれると良いのですが・・・(笑)

 

ピッチャーの注ぎ方のコツまとめ

瓶ビール以外にも、ピッチャーで対応を迫られるケースがあります。

ピッチャーも、両手で注ぐという作法は、基本的に瓶ビールと同じです。

(そもそも、なみなみ入ったピッチャーはけっこう重いですからね)

 

ですが、このピッチャーはかなりの曲者です。

何が曲者かと言うと・・・

ピッチャーはものすごく注ぎ難いんですよね。

特に最初。

提供されたばかりのピッチャーには、たっぷりとビールが入っています。

(何度も入れるのが面倒なので、多くの店員は満タン近くピッチャーにビールを入れてくれます)

そのため、最初はピッチャーを少ししか傾けることが出来ません。

 

しかし、モノを注ぐときはある程度の角度をつけて傾けないと注ぎにくいものです。

結果、ピッチャーでビールを注ぐときに、ぼたぼたとこぼれてピッチャーの下辺りがビールまみれになる惨事を多数見かけてきました。

そしてこの場合、グラスに注がれたビールは泡ばっかりで全然入っていないケースが多いです。

 

このようにピッチャーの注ぎにくさは、最初がピークです。

ですが厄介なことに、お酌をする順番は基本的に上の立場の人からです。

そのため可能であれば、お店に対してピッチャーに入れるビールの量を調整してもらうと良いでしょう。

満タンに入ったピッチャーで上手に注ぐコツはありません。

 

ちなみに私の場合の一例ですが、ピッチャーでお酌をする必要が出てきた場合、

「ちょっとこぼしちゃいそうな気がするので、一回練習させて下さい!〇〇さんをビールまみれににするわけにはいかないので(笑)」

と言って、自分のグラスに注いで量を減らしてから、相手にお酌をするんです。

本来なら偉い人よりも先に、自分のグラスに注ぐのは失礼にあたる行為です。

ですが、「ちゃんと相手を気遣って」のことという理由を説明すれば、自分のグラスに先に注いでも失礼にはあたりません。

 

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ビールサーバーの注ぎ方のコツまとめ

お店によっては、飲み放題の場合、席の近くにビールサーバーを設置してくれるケースもあります。

ビアガーデンなどに多いタイプですね。

ビールサーバーで上手に注ぐコツをお伝えしましょう。

1.グラスを傾けて注ぎ口の下に構える

瓶ビールと同じです。

まずは傾けておくことで、注ぐ勢いを弱め、泡が立ちすぎることを防ぐのです。

お店によっては、ボタンを押すだけで、自動で角度をつけてくれるマシンもありますね。

また、注ぎ口をグラスにつける人がいますが、これはマナー違反です。

この形式の場合、グラスは使いまわしのケースが多いので、使用済みのグラスに注ぎ口をつけるのは衛生的によくありません。

2.レバーの使い方

よく「レバーは手前?奥?」と悩んでいる人を見かけますが、最初はレバーを手前に倒してビールを出します。

レバーを手前に引くとビールが出るので、グラスの内面を伝わすようにして注ぎます。

そして徐々にグラスを起こしていき、7~8割程度ビールが入ったら、レバーを奥に押します。

レバーを奥に押すと泡だけが出てきます。

ビールと泡の比が7:3程度になるように調整すると美味しそうなビールの出来上がりです。

 

あと、稀にある話ですが・・・

ビール樽の中身が空になる瞬間に当たってしまうと最悪です。

サーバーの注ぎ口から、勢いよくビールが噴出してしまうことがあるのです。

実際に私の前の人が食らっているのを目撃したことがあります。

運要素が強いので何とも言えませんが・・・

ビールまみれになってしまうので、注意が必要です。

 

缶ビールの美味しい注ぎ方のコツまとめ

缶ビールでお酌をするというケースは瓶ビールほど多くはないと思いますが、簡単にまとめておきましょう。

缶ビールのお酌の場合も基本は瓶ビールのときと同じです。

ただ缶ビールは瓶ビールほど、注ぎ易さがない形なので注意が必要です。

注ぎ始めを少し勢いよく注ぐようにするとこぼれにくいです。

また、お酌には向きませんが、缶ビールで注ぐときに「三度注ぎ」という注ぎ方をすると、缶ビールででもサーバーで注いだような「まろやかな泡」を作ることができます。

  1. 勢いよくグラスにビールを注ぎ、グラス半分まで泡が来るようにする。
  2. 少し待つ。
  3. 先程よりもゆっくりだが、また泡立てるようにビールを注ぎ、グラスの9割程度まで注ぐ。
  4. そのまま泡がグラスの3割程度の高さになるまで待つ。
  5. ゆっくりと注ぎ、ビールと泡の比が7:3程度になるように注ぐ。

この注ぎ方をすると泡でビールの表面がしっかりとカバーされるため、香りが長続きしやすいですよ。

ただこの方法、かなり時間がかかる(3~5分程度)ので、よっぽどおいしく飲みたい時以外にはおすすめしません。

 

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まとめ

細かなマナーや、気をつけるべき点、様々あり、不便極まりないと思います。

そりゃ若者の飲み会離れが進むわけですよね。

しかし心配しないで欲しいのは、実際にこれらすべてを完璧にできなければ怒られるかというと、そんなことはありません。

最近では細かなマナーなど気にしない人も増えてきていますから。

けれど社会人になったのであれば、一大人として、最低限のマナーは身に着けておきたいものです。

「知っているけどやらない」のと、「知らないからできない」のでは大違いですからね。

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