日本酒まとめ

久保田全8種類まとめ『価格ランク』以上にコスパが抜群!!

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久保田 種類 ランク

 

ついさっきコンビニに行ったのですが……。

酒類で売り場面積が一番広いのは、当然ながらビール。

次点はサワーや酎ハイ。

 

日常的に飲まれているアルコールの世情を、如実に反映しているなってしみじみ思いました。

日本酒好きの嘆きが聞こえそう…ってそれは大げさか(笑)

 

それで日本酒のパッケージを見ているうちに、改めて思ったことがひとつ。

普通酒でも「辛口」や「淡麗辛口」を謳っているものが多いんです。

現在の日本酒業界は『淡麗辛口が主流』といってもいいでしょう。

 

実はこの「淡麗辛口」。

新潟の銘酒「久保田」が「淡麗辛口」ブームを巻き起こした代表酒であるということを、是非知っておいて欲しいところです。

 

なぜなら、淡麗辛口の時代は終わるだろうと言われているからです。

あえて先に言っておきましょう。

「淡麗辛口の時代が終わっても、久保田は生き残る!(はず!)」

 

味や品質にこだわりながらも、手軽な値段を実現しているお酒です。

コスパの良さは折り紙付き。

しかも、新しい久保田まで誕生しているんですよ!

 

そんなウンチクよりもまず「久保田の種類や値段が知りたいんだよ!!」という人は下へスクロールして下さい(笑)。

ただね、知っておいて損はない話ばかりですよ♪

ということで、
久保田全8種類まとめ『価格ランク』以上にコスパが抜群!!
をお送りします。

 

 

酒米「五百万石」が醸し出す味わいこそ久保田の醍醐味

久保田シリーズを造っているのは朝日酒造で、所在地は新潟県です。

新潟ならではの、新潟にこだわったお酒が久保田なのです。

 

日本酒には、酒造に適したお米が使われます。

一般的には酒米と呼ばれ、麹米とも表記されます。

お酒の「もと」になっているものと思って下さい。

 

久保田シリーズは、すべて『五百万石(ごひゃくまんごく)』という麹米を使用。

五百万石の原産地もまた新潟。

その酒米で醸し上げると、淡麗でスッキリとした切れ味が良いお酒になりやすいのが特徴です。

 

ご存じだと思いますが、日本酒はお米を発酵させて造ります。

蒸した酒米と酵母菌によって『醪(もろみ)』となったところに、何回かに分けて掛米が入り、溶けてお酒となっていきます。

 

久保田シリーズは、酒米を五百万石に定め、掛米もまた五百万石か新潟県産米を使っています。

さらに仕込み水も、地元の軟水を使って、口当たりの良い仕上がりへ。

 

細かい酒造方法はさておき、『新潟の気候や風土に合わせたものを採るというこだわり』が感じられると思います。

 

また酒米と掛米の精米具合でも、久保田シリーズの姿勢が伺えます。

 

バランスの良い精米でコスパの高いお酒を実現

酒米は精米ありきのお米です。

精米前の状態を100%とし、外側を削っていって残った部分の大きさを%で表したものを、精米歩合(せいまいぶあい)と言います。

 

久保田シリーズの中で、一番低価格な『特別本醸造酒 百寿』は精米歩合60%です。

希望小売価格は720mlで920円。

 

吟醸とか大吟醸と言われるものは「特定名称」と呼ばれるものです。

いろいろな条件を元に定められていて、本醸造酒もそのひとつになります。

※日本酒の分類について詳しくはコチラからどうぞ!

日本酒の種類が深すぎる!!【違いの分かる】酒飲みになろう!

 

「特別」の冠がついているのは精米歩合が「吟醸クラス」だから。

特別がつかない本醸造酒の精米歩合の規定値は70%以下です。

(吟醸酒は60%以下、大吟醸は50%以下)。

 

磨くとも表現される精米歩合ですが、何故そんなに削るのでしょう?

お米の構造として、外側から内側(芯)に向かっていくにつれ、雑味が消えていき、お米とはまた違う香りを出していく特性があるからです。

 

「じゃあ削るほどいいのか?」というとそれもまた難しい話。

酒米の雑味が消える反面、コクとか飲み応えのようなものも薄れていくんですね。

 

それに削った部分はお酒として使わないのですから、純粋にコストがかかります。

技術や労力もそうですね。

精米はじっくり丁寧にやらないと、お米が欠けたり割れたりします。

 

ちなみに同じ朝日酒造の日本酒で、『洗心』という銘柄があるのですが、酒米の「たかね錦」を、なんと驚愕の【28%】まで磨き上げています。

これだけ精米歩合が高ければ当然販売価格も高くなり・・・・

希望小売価格は720mlで5,200円。

 

一升瓶じゃないですよw

それだけ磨きに磨いている、ということでしょうね。

 

対する久保田シリーズは、五百万石を大体50%の精米でバランスを取っています。

久保田にとっては、この辺りがちょうど良いラインなのかな、と。

これは個人的な憶測ですが(笑)。

 

もちろん酒造は色んな面でコストがかかります。

ただ、精米ひとつとっても、品質、値段が「良い塩梅」になっているのが伺える気がしませんか?

 

淡麗辛口の代表酒ながら、そこには「淡くない」歴史があった!

始めに触れた「淡麗辛口」。

ビールにも良く使われている表現ですよね。

 

そもそも、どうして淡麗辛口がこんなに浸透しているのでしょう。

日本酒は昔、甘口の濃い、ともすると「くどい」ものが主流でした。

 

さらに戦後はいろんなものの供給が追いつかなくて、日本酒業界も大打撃を受けました。

「三倍増醸酒」という苦肉の策も立てたものの、腐敗したお酒を使ったものまで出回る有様。

 

仕方がないことですが、品質が著しく落ちてしまったんです。

もちろん例外はありましたけどね。

 

ようやく復興しても、日本酒のイメージは悪いままでした。

鑑評会では、品質を定めるために、ある条件を打ち出しました。

「澄み度合い」です。

 

濁っていたら減点、色がついていたら減点。

減点されていくのは嫌なものですよね(笑)。

 

お酒を澄んだものにするため、活性炭が使われるようになります。

炭で濾過すると濁りや色味が吸着され、澄んでいくんです。

 

越後にはそういう技術に特化した「炭屋」と呼ばれる職人が多く、越後の杜氏たちは炭屋を多く抱えていました。

活性炭の効果は凄いもので、濁りだけでなく、香りやコクも同じように吸着してしまうんです。

使う程度にもよりますが、それによって誕生したのが越後流の「淡麗」な日本酒です。

 

当初、幻の酒と言われた『越乃寒梅』が注目を集め、越後の酒が人気となっていきます。

そういう流れのもと「これから日本酒も『淡麗』で『辛口』のものが好まれる」と考えたのが朝日酒造です。

 

その方針で造られたのが久保田。

今からおおよそ30年前になります。

 

ちょっと年代が交錯しますが、信州でもまた「淡麗辛口」を目指し、代表酒となった『真澄』を造った酒蔵があります。

真澄のもろみから発見された酵母は、日本酒造協会によって培養・頒布され「協会7号」として後に広く知れ渡っていきました。

 

また、当初は容姿端麗の「端麗」を使っていた表現も、炭による濾過によって「淡く」なったことを印象づけるように「淡麗」と表記されるようになりました。

 

ビールが急激に消費を伸ばしていたことも絡んでいます。

ビールが持つ切れ味もまた、日本人にウケたんですね。

 

甘口で濃い時代からの反動、ビールの流行といった要因もあり、越後流の「淡麗辛口」が脚光を浴び、大きな流れを作っています。

久保田もその流れの担い手のひとつだった、ということですね。

 

淡麗辛口ブームは新潟だけでなく、全国の酒蔵をも巻き込むほどに拡大していきます。

猫も杓子も淡麗辛口。

飲み手も作り手も、単純に「薄く」て「辛い」なら良いとする、そんな極端な風潮もありました。

 

そこに乗ってしまった酒造も多かったようです。

元からある地酒の特徴ではなく、淡くするために、活性炭の炭粉を使用し、辛口で造ってしまう。

淡麗辛口が浸透する反面、多くの日本酒が地酒としての個性が失っていった側面があります。

 

かつて地酒大国と称された新潟のお酒も、売り上げが半減してしまいました。

流行は廃れてしまうもの。

また形をかえつつ繰り返されるものでもありますよね。

 

近年では「淡麗辛口はもういい。芳醇でコクのある日本酒を」という声も多いそうです。

朝日酒造の社長もまた、会社の寿命は30年と説き「新しい久保田」を誕生させました。

その名もズバリ、『久保田 純米大吟醸』

淡麗辛口を牽引してきた、今までの久保田『寿』シリーズと、新しく歩き始めた久保田、どちらも味わえるなんて贅沢ですよね!

 

久保田【全8銘柄】まとめ!!

では、これからは実際に久保田が販売する銘柄を、値段などと共にそれぞれ確認していきましょう。

 

滅多に飲めないけど・・・

私はやっぱり純米大吟醸が飲みたいなぁ・・・

 

初めましてはここから!本醸造『久保田 百寿(ひゃくじゅ)』

淡麗辛口を謳う久保田が、実際にどういうお酒かを知りたい人にうってつけです。

久保田シリーズの基本形。

飲み飽きなさと、すっきりした辛口感を味わえます。

冷やしてスッキリ、温めるとまろやかに♪

  • 希望小売価格:(720ml)920円/(1.8L)2,010円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石60%/(掛米)新潟県産米60%
  • 香り:かなり控えめ
  • 味わい:軽め
  • 飲み方(推奨):冷酒/常温/ぬる燗

 

料理と一緒に楽しめる!特別本醸造『久保田 千寿(せんじゅ)』

良い意味で、主張しすぎないお酒です。

だから和食と合うんですね♪

 

ほのかな香りで切れ味も良く、お財布にも優しい(笑)。

口当たりも柔らかく、グイグイいってしまう軽さが特徴です。

 

  • 希望小売価格:(720ml)1,080円/1.8L/2,430円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石50%/(掛米)五百万石55%
  • 香り:穏やか
  • 味わい:軽快
  • 飲み方(推奨):冷酒/常温/ぬる燗

 

日本酒好きなら試したい!吟醸酒『久保田 生原酒(なまげんしゅ)』

火入れをしていない、生酒の若々しい香り。

原酒の、存在感のある風味。

両方を同時に楽しめる贅沢な一品です。

 

1月限定出荷のため、時期によっては手に入りにくい面が・・・要冷蔵です。

  • 希望小売価格:(720ml)1,400円/1.8L/3,120円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石50%/(掛米)五百万石55%
  • 香り:高め
  • 味わい:深い
  • 飲み方(推奨):冷酒

 

奥ゆきを感じさせる!純米吟醸酒『久保田 紅寿(こうじゅ)』

百寿、千寿では物足りない人におすすめです!

豊かな香りが広がり、ほんのりした甘味は酸味へと変わって、コクの深さが余韻として残るのが特徴。

  • 希望小売価格:(720ml)1,500円/(1.8L)3,310円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石55%/(掛米)五百万石55%
  • 香り:高め
  • 味わい:奥深い
  • 飲み方(推奨):冷酒/常温/ぬる燗

 

さらなる奥深さへ…純米大吟醸酒(山廃仕込)『久保田 碧寿(へきじゅ)』

こちらも純米ですが、紅寿よりも、さらにグレードが一段高い大吟醸酒です。

「山廃酵母」を使用し、深い味わいがありながらも、のどごしは軽やか。

その風味を堪能するならぬる燗で。

  • 希望小売価格:(720ml) 2,230円/(1.8L)5,030円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石50%/(掛米)五百万石50%
  • 香り:高め
  • 味わい:とても奥深い
  • 飲み方(推奨):冷酒/常温/ぬる燗

 

みずみずしさを堪能できる!大吟醸酒『久保田 翠寿(すいじゅ)』

生酒で、4~9月の限定出荷。

生酒がもつ華やかな香りと、実に軽快なのどごしで、一晩で一本空けてしまいそう(笑)。

要冷蔵です。

『久保田 生原酒』と飲み比べたい一品。

  • 希望小売価格:(720ml) 2,810円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石50%/(掛米) 新潟県産米40%
  • 香り:とても高い
  • 味わい:とても軽快
  • 飲み方(推奨):冷酒

 

最高峰は伊達じゃない!純米大吟醸『久保田 萬寿(まんじゅ)』

柔らかな口当たりと、コクの深さ。

香味、旨みのバランス取り方は絶妙です!

朝日酒造の技術力の高さを実感できます。

 

最高のグレードで、贈答品としても人気が高い一品。

軽く冷やしても、ほんのり温めても、存在感を損ないません。

  • 希望小売価格:(720ml) 3,640円/(1.8L)8110円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石50%/(掛米) 新潟県産米33%
  • 香り:とても高い
  • 味わい:とても奥深い
  • 飲み方(推奨):冷酒/常温

 

「新しい久保田」の香りに刮目せよ!純米大吟醸酒『久保田 純米大吟醸』

6月・10月限定出荷のお酒。

これこそが久保田の進化形です。

 

化粧箱の左上にあるデザインは『、』がモチーフ。

自ら、「30年以上続いた久保田に『、』(読点)を打った」とのこと。

いやはや、おみそれいたしました。

 

今までの久保田の切れ味を継承しつつも、新しく進化を遂げています。

寿シリーズとは一線を画したその香りは、ラフランスやメロンを思わせる華やぎに溢れています。

上品な味わいも印象的。

 

香り高きお酒でありながら、後味はさっぱり。

食前酒から食中酒としても楽しめます。

和食はもちろん、ワインのように冷やすことで洋食とも合います。

 

  • 希望小売価格:(720ml) 1,570円/(1.8L)3,400円
  • 原料米と精米歩合:(麹米)五百万石50%/(掛米) 五百万石50%
  • 香り:とても高い
  • 味わい:やや奥深い
  • 飲み方(推奨):冷酒

希望小売価格、安いですよね!

残念ながら実際の販売価格はもう少し高くなりそうです^^;

 

購入にあたっての注意事項

相場として、久保田は全般的に値崩れをおこしていません。

また期間限定品は、購入時期によって手に入りやすさも変わってきます。

  • グレードが高いものは、化粧箱がついているかどうかで価格が変わる
  • 季節限定のものは時期によって値段が変動。大きく上回ることもある
  • 久保田酒造(蔵元の朝日酒造とは違う)で造られているお酒がある。ネット検索する際はラベルを確認
  • 販売店によっては「寿」を「壽」と表記している場合がある

また日本酒の飲み方を詳しく知りたい人は、コチラの記事からもどうぞ!

日本酒『初心者におすすめの飲み方』は?【楽しみ方はいっぱいある!!】

 

おわりに

ひとつのお酒にひとつの歴史あり。

誕生した背景を知ると、なおさら飲みたくなっちゃいませんか?

 

淡麗辛口に飽きた人も・・・

新しい久保田なら……(にやっ)。

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