馬刺しと言えば、まず思い浮かべるのは熊本だとは思います。
ですが、馬刺しの名産地は熊本だけではありません。
以前別の記事でも紹介しましたが、熊本に次ぐ馬刺しの名産地は福島です。
-
馬刺し有名産地と言えば…?生産量が多いのは熊本県以外にも・・・?
『福島馬刺し』は聞いたことがなくても、『会津馬刺し』なら聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
でも「熊本馬刺しと会津馬刺しは何が違うの?」と疑問に思う人も多いはずです。
同じに見えて、実は結構違います。
そこで今回は、
馬刺し産地による違い|熊本と会津は肉質も味も・・・
をお送りします。
\産地直送熊本馬刺し/
※まずい馬刺しでガッカリする前に
熊本馬刺しと会津馬刺しの違い
馬の種類が違う
熊本馬刺しと会津馬刺しの大きな違いは、使用する【馬の品種】が異なります。
熊本馬刺しは『重種馬』と呼ばれる体格の大きい、ずんぐりむっくりな体型の品種です。
一方、会津馬刺しに使用している品種は軽種馬と呼ばれる品種で、サラブレッドなどのスマートな体型の品種を使用しています。
-
馬刺しになる食用馬の種類とは|サラブレッド競走馬の馬肉が実は・・・
馬の産地が違う
熊本馬刺しと会津馬刺し、どちらも国産の馬を使用しています。
もう少し正確に言うなら、『生育期間の大半を、熊本、もしくは会津で過ごした馬』しか使用していません。
ネット販売で「馬刺し」で出てくるメジャー所は、大体が熊本馬刺しを取り扱うお店です。
そしてよくよく見てみると・・・
そのようなお店の場合、取り扱うのは『国産』だけではなく、『外国産』の馬刺しも取り扱っているケースが多いです。
ちゃんと表記されていますが、国産だと思ったのに外国産だったというケースもあると思います。
はっきり言って馬刺しに関しては、外国産の方が脂のノリが良く日本人好みであるケースも多いので、国産に拘る必要はないと思います。
が、
国産史上主義の人も世の中にはいますよね。
そんな人にとっては『会津馬刺し』で検索する方が良いかもしれません。
会津馬刺しを売りにしているお店は多くの場合、会津産一本で勝負しています。
どの商品も国産ばかりなので、余計な心配は要りません。
繰り返しますが馬刺しに関しては、例え『カナダ産』と表記されていても、生体で輸入後、日本で数ヶ月肥育されてから馬刺し加工されているケースも多いので、馬刺しは国産に拘る必要はないと思うんですけどね。
-
菅乃屋カナダ産馬刺しが旨い!国産馬刺しと外国産の違いとは
熊本馬刺しと会津馬刺しは味も違う
先述の通り熊本馬刺しでは、ずんぐりむっくりな重種馬を使用しているため、脂のノリが良い傾向です。
一方、会津馬刺しではスマートな軽種馬を使用しているため、脂が少ない特徴があります。
そのため、『熊本馬刺しの方が脂の旨味が強く』、『会津馬刺しの方が肉の旨味が強い』傾向にあります。
価格はそんなに違わない
価格に関しては、どちらも似たような価格帯ですが、会津馬刺しのほうが若干、低価格かな?という印象です。
熊本馬刺しの方が、ブランドイメージが強いせいでしょうか?
熊本馬刺しでもお手頃なものもあるので、どちらが高いというわけではありません。
どちらがオススメ?
これは完全に好みの問題なのですが、個人的には【熊本馬刺し】のほうが好きです(笑)
やっぱり脂って美味いじゃないですか(笑)
-
おいしい熊本馬刺し通販おすすめはどこ?人気のお取り寄せショップランキング
しかし、つい先日、会津馬刺しを食べる機会があったのですが、会津馬刺しは会津馬刺しで美味かったです(笑)
そして何より驚いたのが、『肉質がかなり柔らかい』と言うことです。
会津馬刺しの特徴として、肉質が柔らかいと言うことはよく知られています。
実際に食べてみるとしっとりとした柔らかさで、口当たりが非常に良かったです。
個人的には脂がのっていたほうが好きなので熊本馬刺しの霜降りをオススメしますが、赤身なら会津馬刺しの方が美味しいと思います。
まとめ
熊本馬刺しと会津馬刺しでは、馬の品種が異なるため、味・肉質が異なります。
脂ののった霜降りを味わうなら熊本馬刺し、よりヘルシーに赤身を味わうなら会津馬刺しがオススメですね。