※コロナのせいで値上がり中です。スピリタスの代わりになるお酒も紹介していますので、ご参考ください。
あなたは世界で最も凶悪な酒が何かご存知ですか?
それは【スピリタス】
何が凶悪かと言うと、アルコール度数が95%を超える、世界で最もアルコール度数の高いお酒です。
ビールのアルコール度数が5%程度なので、ビールの約20倍のアルコール度数ですね、恐ろしい。
と言うことは価格もビールの20倍ぐらいかというと、そういう訳ではありません。
高く見積もってもビールの5倍ぐらいです。
なぜそんなに安いのか?
今回はスピリタスに注目していきたいと思います。
【注意】コロナショックでクソ値上がり中!!
新型コロナウィルスのせいで、消毒液が品薄になる中、苦肉の策として度数の強いお酒類の使用が推奨されています。
そのせいで、スピリタスがバカ売れしているのか、価格がとんでもなく釣りあがってります。
なんと7,000円台。
もし、消毒用に欲しいだけであれば、バカらしい金額と言えますので、購入はよく考えてからにしましょう。
スピリタスの代わりに消毒用として使える高度数のお酒
各社がこぞって商品を発売しています。
メイリのウォッカ|65%
メイリの65という高アルコールスピリッツです。
アナーキー (亜無亜危異/亞無亞危異)|82%
アナーキー (亜無亜危異/亞無亞危異)という82度ある強烈なウォッカです。
スピリタスを1本7,000円台で購入するのであれば、これらの商品を消毒液代わりに使用した方が良いでしょう。
追記:と思ったら、これらのお酒まで値上がりしてますね…転売ヤーはホント消えてなくなればいいのに…(´Д`)
最凶のお酒『スピリタス』とは
冒頭でも述べたように、スピリタスとは『アルコール度数を理論上極限まで高めた世界一アルコール度数の高いお酒』です。
発祥はポーランド。
焼酎やウィスキー、ブランデーなどと同じく蒸留酒に分類されますが、70回以上も蒸留を重ねているため、他の蒸留酒とは比較にならない程の高アルコール度数を達成しています。
スピリタスの味自体は無味の筈ですが・・・
アルコールの強烈な刺激により、強烈な辛さというか、痛みを感じます。
さらにこの危険なお酒は、消防法の定める「危険物」に分類されています。
分かりやすく説明すると「ガソリン」と同じ分類です。
つまりスピリタスとガソリンは同じようなものとして扱われているということですね。
ちなみにアメリカではスピリタスの販売自体を禁止している州もあります。
また消毒用アルコールとしてまで使われます。
・・・飲み物ですけどね。
スピリタスはなぜ安い?酒税法的には・・・
手間暇がかかっているスピリタスは、500mlでなんと1400円程度の安さで入手できます。
500mlのビールなら350円程度はしますよね。
「アルコール度数が約20倍のスピリタスなら、数千円してもおかしくないのでは?」という気もします。
蒸留回数も多くて、手間もかかっているのに、、、
結論から先に言うと、スピリタスは特別安い訳ではなく、むしろビールが高すぎるのです。
蒸留を70回以上も行う手間も考えれば、1400円程度だと随分安いようなイメージがありますが、スピリタス自体は極端に安いわけではありません。
ビールが高すぎるのです!!
私もよく「ビールに比べたら、こっちのお酒の方がお得」と思いながら、焼酎やワインなどなどに手を出しています。
しかし別に焼酎やワインが得なのではなく、ビールだけが高いのです。
この辺は醸造酒、そしてビールにかけられる酒税が高いことが原因です。
(マジで調べるとドンヨリする重課税)
決してビールメーカー各社がボッタクリをしている訳ではありませんからね(笑)
あくまで国がボッタクリを・・・
スピリタスの飲み方は
大事なこと
大事なことなので先に言っておきます。
スピリタスの一気飲みは絶対にダメです!!
巷ではスピリタスの一気飲み動画が話題になったり、スピリタスカプセルとかいう怪しげなもので、悪さを働く輩もいるようですが、これらは冗談抜きで生物学的/社会的に死ぬ行為です!
自分ではやらないにしても、間違っても動画の検索やスピリタスカプセルの作り方を検索はしないでください。
スピリタスは割って飲むもの
スピリタスの飲み方は水やジュースなどで薄めて飲むのが正しい飲み方です。
テキーラのノリで、ショットグラスで一気飲みをするのは非常に危険です。
ちなみにスピリタスの本場ポーランドでもスピリタスを原液で飲む文化はありません。
割って飲むか、消毒用アルコールとして使用しています。
スピリタスはコスパ最強
「危険物!ヤバイ!」とばかり言ってきましたが、スピリタスは何も悪者ではありません。
大きなメリットとして、非常にコスパが良いのです。
良く考えてください。
例え10倍に希釈しても、それでも、まだ10%近くの度数があるんです。
一体何杯のチューハイやカクテルが作れるのでしょうか・・・
嫌な癖や風味もないので、割り物として使うのであれば、最適とも言えるお酒なんですね。
コスパ最強ですよね。
先で書いた通り、ビールの酒税とは比べ物になりません。
また、その他の蒸留酒と比べてみても、アルコール比率で考えるとコスパ最強ですね。
まとめ
スピリタスはもはや、お酒というよりはエタノールです。
理科室の試薬棚に並んでいてもおかしくありません(汗)
なので「原液では飲まないでください」ではなく、「原液では飲めません」が正解です。
ちなみにスピリタスは危険物なので、火気厳禁です。
スピリタス蒸気に火がつくので、注意が必要です。
特にスピリタスをこぼしてしまった場合などは蒸気が舞いやすく、引火しやすいので注意して下さい。