馬肉って・・・
どうしても普段食べ慣れている牛豚鶏よりも、鹿やイノシシなどのジビエ系に近いイメージがありますよね。
となると、どうしても・・・
「クセがあってくさいんじゃないのか」という感じがしてしまいます。
馬刺しとして生で食べることが多いわけですから、その臭いは特に気になってしまいます。
馬肉は果たして本当にくさいのでしょうか?
解説していきます。
\産地直送熊本馬刺し/
※まずい馬刺しでガッカリする前に
馬刺しはクセがあり臭いのか?
さて本題ですが「馬刺しは癖があり臭いのか?」という問いに対しては、答えは【NO、臭くない】です。
現在、食肉加工される馬は牧場で肥育されたもののみで、野生の馬などを使うことはありません。
飼料もしっかりと管理されていますので、飼料由来のニオイも抑えられています。
またナマモノですから、鮮度管理も徹底されています。
冷凍流通が基本となっている現在においては、移送中の酸化による劣化も限りなく抑えられています。
馬肉が冷凍されている理由
あくまで個人的意見ですが、牛刺しや鶏刺しよりもむしろ、馬刺しの方がクセや臭いがないように思います。
牛刺しや鶏刺しの場合、決して嫌な感じではないですが味や旨味の他に『牛肉らしさ』や『鶏肉らしさ』を感じます。
しかし馬刺しだと味や旨味はあっても『生肉らしさ』しか感じません。
『単なる生肉っぽい』というのが『馬肉らしさ』なのかもしれませんが・・・
ちなみに「馬刺しはクセがあり臭い!」という意見は、飼料の品種改良が進んでいなかった時代や、食用馬として肥育されていなかった馬も食肉加工されていた時代の名残なのかなぁと思います。
今のような飽食の時代では考えられませんが、かつては『ハマノパレード事件』のような事件もありましたからね。
くさい!と感じてしまう場合も?
一概には言えませんが、激安の馬刺しや加熱用馬肉、馬ホルモンなどになると、クセやニオイが気になるものもあるかもしれません。
馬に限らず、牛や豚でもホルモンには臭いがありますからね。
ちなみについ先日、やっすい居酒屋のやっすい馬刺しを食べました。
クセや臭みは全くなかったのですが、旨味も全くないというパターンでした(笑)
やはり「安かろう悪かろう」は仕方ありませんね^^;
\産地直送熊本馬刺し/
※まずい馬刺しでガッカリする前に
加熱用馬肉がくさい?
加熱用馬肉の場合には、馬刺しほど鮮度管理がされてません。
「生ガキや生魚の生食用か否か」と同じ話ですね。
ですから当然、新鮮な馬刺しよりもクセや臭いを感じてしまう人もいるかもしれません。
だからと言って加熱用馬肉のクセやニオイを消すために、がんがん加熱して焼くのはNGです。
馬肉は部位にもよりますが、牛肉と比べても脂が少なくヘルシーな肉です。
そのため赤身肉の場合、生は柔らかい肉でも、火を通せば通すほど、肉が締まり、硬い肉塊になってしまいます。
馬肉は牛肉などと同様で、焼く前にすりおろした玉ねぎやパイナップルなどのフルーツに漬け込んでおくことで肉のクセやニオイが消え、焼き上がりも柔らかくなります。
まとめ
「馬刺しには癖があり臭い」というイメージは間違いです。
いくら安い馬刺しを食べても、私は癖やニオイが気になったことは一度もありません。
特に上等な馬刺しともなれば、全く嫌味のない濃厚な旨味とトロけるような肉感がたまりません。
「馬刺しはちょっと・・・」なんて、食わず嫌いされている方は、もったいないことをしているかもしれませんよ♪